デートにおける心理学について

          デートにおける心理学について

1.序論

 恋愛の経験がある人のほとんどは、デートという経験をした事があるだろう。デートをしようと計画を立てる人は、大抵相手にとって好印象をもたらすために、試行錯誤考えて取り組む人も中にはいるはず。

 実はこのデートについても、心理学が存在する。10代、20代の年齢の人には、ある意味魅力的な内容であると感じられるだろう。今回はそんなデートにおける心理学の手法等について、紹介していく。

2.本論

 研究による検証の結果、データが出ており、既婚者の20%はいくつものデートを積み重ねて交際に至っている(※1)。そもそも恋愛関係は人間関係の一つであるため、自然とやりとりを重ねていく事で、関係性が深まったりする場合もある。ま

た、心理学には単純接触効果というものがあり、これは特定の人物との接触する機会を増やしていく事で、相手が良い印象を持ちやすくなるという事である。

 しかし、単純にやり取りをする機会を増やしていけば良いという訳ではなく、最初のデートはあまり長い時間をかけずに、2回目以降のデートに時間をかけていく等、やり取りにも変化やタイミングを変えていく必要がある。

 実際のデートでは、相手の行動に注目してみる事で、相手の好意を感じ取れる場合がある。具体的にはボディーランゲージに着目する事である。相手の瞳孔が開いている事や声の大きさやトーンが普段とは異なったり、つま先がこっちを向いている等が挙げられる。こう言ったボディーランゲージが見られるからと言って、100%

相手が自分に好意を抱いているとは限らないが、少なくとも可能性があると言う話である。

 また、エレイン・ハットフィールドが提唱した「マッチング仮説」によると、「人は自分に似ていて、社会的地位や知的レベルの近い相手と恋愛関係を結ぶ傾向がある」と提唱している(※2)。そのため、社内結婚や職場結婚等はこのマッチング仮説通りに、結ばれている事が分かる。

3.結論

 今回の記事ではデートに焦点を当て、デート前のデート回数、デート中の行動、どういった人達が恋愛関係を結んでいくのかについて紹介をした。単純接触効果等は「無意識にやっていた」と言う人も少ないないはずである。また、マッチング仮説について、パートナーがいる人はパートナーとの出会いや交際のきっかけを思い出すと、これも当てはまる場合が多いのではないのか。いずれにせよ、心理学は広い領域であるが、その中でもデートに関する心理学があると言うこと。そして、デートにおける心理学をデートに取り入れる事で、より交際できる可能性を高められる。

4.参考文献

①ひと目でわかる心のしくみとはたらき図鑑(※1)P160

                    (*2)P161

 2019年 8月1日 第1版第1刷 発行

 黒木俊秀(日本語版監修) 小野良好(訳者)

 株式会社 創元社 

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