「閾」とは?意味や使い方を簡単に解説! 

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 閾の意味

閾(いき) thresholdとは、刺激に対して知覚できる、限界の境界のことである。閾に達した値を閾値(いきち)という。閾値(いきち) は大別して、刺激閾と弁別閾に分けられる。刺激閾とは感覚として知覚できる最小量の値のことである。弁別閾とは一定の刺激を増強又は減少して、知覚の違いがわかる境界である。心理学の実験では刺激と反応の関連を明らかにするために使われる。人が知覚できる刺激の範囲の外にあっても、影響を与える知覚があり、そのような知覚を閾下知覚という。現在閾下知覚には、人間の行動や考えを変化させるほどの強力な力は無いと、実験において証明されている。基準となる成績を達成するために、必要な刺激量として閾を定義し、それを知覚感度の指標として使う事は、大変有用であると言われている。

例文

・知覚できるか出来ないかの境目に当たる刺激量を絶対閾という。

・閾という言葉は、家の境界の敷居に当たる刺激値を表し「しきい値」とも呼ばれる。

・条件分岐の境目となる値を閾値であり、値のズレにより結果が変化する。

・閾値は境界となる値であり、電子回路の電圧の区別など、IT分野でも用いられている。

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