「アカウンタビリティ」とは?意味や使い方を簡単に解説!

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アカウンタビリティの意味

 日本語の直訳は、説明責任・答責性とされる。もともとはビジネスにおいて経営者が株主に対して財務諸表などの会計情報を開示する義務のことを言う。

 学校教育においては、公共性と専門性の高い学校が掲げる目標を実現するためには、保護者や地域住民との信頼関係や連携が欠かせず、取り組む課題、運営について、保護者や地域住民・関係者と情報を共有し協力体制を築くことやその責任を指す。

 1989年の中央教育審議会答申において、教育目標・教育計画・自己評価を保護者・地域住民に説明する学校の責任を果たすための仕組みとして「学校評議員」制度が提案されたことで、これからの学校におけるアカウンタビリティの重要性への認識が高まることとなった。

 2007年の学校教育法改定では、第42条において、学校評価を行い、その結果に基づき学校運営の改善を図り、教育水準の向上に努めることが規定される。加えて第43条においては、「小学校は、当該小学校に関する保護者及び地域住民その他の関係者の理解を深めるとともに、これらの者との連携及び協力の推進に資するため、当該小学校の教育活動その他の学校運営の状況に関する情報を積極的に提供するものとする」という規定が設けられる。

例文

・個々の学校がアカウンタビリティを果たすことを求められている。

・学校の取り組みや実践の評価や反省を、アカウンタビリティに則って保護者に報告する。

・アカウンタビリティを果たす方法として、学校自己評価や他者評価などがある。

・アメリカでは一定の学力向上の達成がアカウンタビリティの概念に含まれる。

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