「国民総支出(GNE)」とは?意味や使い方を簡単に解説!

スポンサーリンク

国民総支出(GNE)の意味

国民総支出(GNE)とは、Gross National Expenditureの略で、要約するとGross総体の、National国民、Expenditure支出となる。一定期間に政府・企業・国民が商品やサービスを作るために発生した支出、または消費や投資で費やした支出の総額で、経済指標の一つである。

国民総支出(GNE)と国内総支出(GDE)の違いは、国内総支出(GDE)は海外からの純所得の受け取りが含まれないが、国民総支出(GNE)は海外からの純所得の受け取りが含まれること。国内総支出(GDE)に、海外からの純所得の受け取りを含めれば、国民総支出(GNE)を求めることができる。

輸出とは、国で生産したものを他国に売ることであり、他国が支出するもの。生産をしたのはその国の国民であり、輸出した他国から輸出分のお金をもらえるため、国民の所得として、国民総支出(GNE)に含まれるのである。

国民総支出(GNE)は、生産して、買った金額から計算されたものであるため、国民総生産(GNP)を支出の面から見たものということになる。よって、国民総支出(GNE)と国民総生産(GNP)の合計額は一致するものである。

例文

・海外に輸出していた商品が売れて所得が入ったので、国民総支出(GNE)の計算に含まれる。

・国民総支出(GNE)の計算が分かれば、国内総支出(GDE)も簡単に求めることができる。

・国民総支出(GNE)は1年間にどれぐらい購入されたかという経済指標の一つになり、重要なものである。

・三面等価の原則を理解することで、国民総支出(GNE)をもっと理解できる。

タイトルとURLをコピーしました