「感覚遮断」とは?意味や使い方を簡単に解説!

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感覚遮断の意味

 感覚遮断とは、視覚や聴覚、嗅覚など、外部からの感覚刺激を遮断してしまうことである。感覚遮断の状態になると、思考の乱れや身体に違和感が生じるようになる。

1957年にW.ヘロンという人物によって感覚遮断に関する実験が行われ、人間が感覚遮断の状態になるとどうなるのかが明らかになった。この実験によって、人間は、視覚や聴覚、触覚が制限された状態で、数日間柔らかいベッドの上で寝たままの状態にされると、思考力が低下し、体にも違和感が生じるということが判明した。このことから、我々人間が心理状態を正常に保ちながら生きていくためには、外部からの様々な刺激を受けなければならないということが分かる。

感覚遮断は、心理療法にも使われている。アイソレーション・タンクと呼ばれるものを使用した治療法だ。これは人工的に感覚を遮断するための装置で、皮膚や重力の感覚を制限する。これを使用することでリラクゼーションを体験することができ、ストレス緩和の効果があるのだ。心理療法以外にも、アスリートによるイメージトレーニングの際にも利用されている。

例文

 ・感覚遮断の実験について調べてみたが、大変そうだった。

 ・感覚遮断について調べたことにより、外部刺激の大切さを知った。

 ・感覚遮断を上手く利用した治療法もあるのか。

 ・リラックスするために感覚遮断を利用する。

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