「コスト・プッシュ・インフレ」とは?意味や使い方を簡単に解説!

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コスト・プッシュ・インフレの意味

市場の供給側の生産コストが上昇したことにより起こるインフレのこと。生産コストの価格上昇が発生した際に供給側がこれまでより高い価格で生産物・サービスを販売し、これまで同様の利益を確保しようとする為に起こるものである。原材料や資源の価格上昇による資源インフレ、賃金等の人件費の高騰による賃金インフレなどが発生要因の具体例としてあげられる。好景気により需要が増えることで発生するインフレとは異なり、物価だけが上がるため企業の収益環境の悪化や実質的な所得の減少の原因となる。その為、コスト・プッシュ・インフレは経済に悪影響をもたらすとされている。供給側の生産コスト上昇が原因であるため、生産性を向上させる投資や開発により供給能力の向上・拡大がコスト・プッシュ・インフレの解消に必要とされている。輸入コストの上昇など、原因が自国のみに収まらない場合は、対策が難しいとされる。

例文

・コスト・プッシュ・インフレが進行している。

・今回のインフレはコスト・プッシュ・インフレに分類できる。

・コスト・プッシュ・インフレの原因を分析する。

・世界的にコスト・プッシュ・インフレの波が広がりつつある。

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