「ストック・インフレ」とは?意味や使い方を簡単に解説!

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「意味」

 ストック・インフレとは、経済用語であるストック・インフレーションを縮めたものである。ストックとは資産のことを指し、インフレーションとは継続的な価格の上昇を指している。つまり、ストック・インフレは資産の転売価格が継続的に上昇している状態のことである。

 ストックを具体的に示すと、土地や金融資産および骨董品などとなる。日常会話でも「ストックする」という言葉を使用しているが、経済学において「ストック」は国富という概念である。国富とは、ある一時点においてストックされている資産のことである。国富はSNA体系という方法により算出される。

 ストックを例えるとダムの貯水量と言えるであろう。ダムに流れ込む水を貯めること、つまり水を「ストックする」のである。ストックの対義語であるフローが、新車の生産台数を指すならば、ストックは走行したり駐車している自動車の台数となるだろう。1980年代半ばから発生した、いわゆるバブル景気は、ストック・インフレーションである。

 

「例文」

・ストック・インフレとフロー・インフレは対義的である

・ストック・インフレとは資産価格が上昇傾向にある状態を指す

・バブル景気は地価と株価の継続的な上昇により発生したストック・インフレである

・ストック・インフレは国富を、フロー・インフレは付加価値をみる

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