「フロー・インフレ」とは?意味や使い方を簡単に解説!

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「意味」

 経済用語であるフロー・インフレーションを縮めたものがフロー・インフレである。フローとは、毎年ごとに再生産される財貨やサービスのことである。通常、インフレとはフロー・インフレのことを意味しており、ストック・インフレと区別する場合においてフロー・インフレの用語を使用する。

 インフレーションは、継続的な価格の上昇を意味している。フロー・インフレとはサービスの物価水準が高騰する現象である。物価水準を推しはかるために用いるのが、消費者物価指数や卸売物価指数およびGNPデフレーターだ。

 経済用語でフローとは、国内総生産を指す。国内総生産つまりGDPは、ある一定期間に作り出される財貨やサービスの流れを示している。「ある一定期間」とは、通常、1年間とされている。前年度と本年度のGDPの差を数値化したものが実質経済成長率である。

 フローには「流れる」という意味がある。例えてみるならば、フローは湖に流れ込み、そこから流れ出ていく水の量だと言えるであろう。フローを簡単に説明すると、1年間で何戸の住宅が新築されたか、とのことだ。フローの対義語はストックである。ストックは現時点で何戸の住宅が存在しているのか、とのことである。 

「例文」

・フロー・インフレは、サービスの価格が継続的に上昇している状態を示している。

・フロー・インフレは付加価値を、ストック・インフレは国富をみる

・フロー・インフレとストック・インフレは対義的である

・行き過ぎたフロー・インフレをハイパー・インフレーションという

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