「試行錯誤」とは?意味や使い方を簡単に解説!

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試行錯誤の意味

 試行錯誤とは、何回も試行をし、正反応と誤反応を繰り返しながら偶然の解決に至るまでの過程のことである。ソーンダイクという人物が、問題箱という装置を使用した実験での動物の行動観察から、この概念を導き出した。

この実験は、猫を用いて行われた。ボタンやペダル、紐や輪といった様々な装置が用意された箱の中に、空腹の状態の猫を閉じ込めた。箱の外には餌が置いてあり、箱の中から脱出しないと餌を食べることができない。猫は色々な方法を試し、偶然ペダルを踏み、扉を開けた。これを何度も繰り返しているうちに、その猫はどうすれば扉を開けることができるのかを学習し、試行錯誤の回数が減少していくのである。

試行錯誤によって学習が成立することを、試行錯誤学習という。一般的には、試行錯誤を何度も重ねることで、刺激と反応の結びつきが次第に強くなり、問題の解決に要する時間は短縮されていくと言われている。ただ、次第に短くはなっていくものの、誰かから教わらずに自分で考えて答えを導き出すため、時間がかかる。これが試行錯誤学習のデメリットである。

例文

 ・四字熟語の試行錯誤は、心理学由来だったのか。

 ・試行錯誤の実験について調べてみた。

 ・動物も試行錯誤を繰り返すことで学習していくのか。

 ・試行錯誤は時間がかかるのがデメリットだけど、自分の頭で考える点がいい。

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