「アタッチメント(愛着)」とは?意味や使い方を簡単に解説!

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アタッチメント(愛着)の意味

アタッチメント(愛着)とは、二者間、特に親子間の特別な情緒的結びつきのことである。イギリスの児童精神科医ボウルビィ(1907-1990)により1960年代に提唱され、エインワーズ(1978)やメイン(1990)等によって発展した概念である。

ボウルビィによると、アタッチメントの発達は四段階を経るとされる。まず生後6か月程度までの第一段階では、対象を区別せず、誰にでも泣いたり微笑んだりする。続いて1歳程度までの第二段階では、特定の対象者を求めるようになり、後追いなど自ら対象者の気を引こうとする行動が盛んになる。2歳程度までの第三段階では、対象者との関係がさらに強固になり、対象者を安全基地として様々な探索活動を行う。3歳程度以降の第四段階では、対象者の意図や感情を理解できるようになり、対象者との間に協調性が生じるようになる。

アタッチメントは人格形成の基礎となる。幼児期に無条件に受け入れられ、愛される経験が不足し、特定の対象者との間に十分なアタッチメントの形成が行われないと、生涯他者との関係性の構築が難しくなるとされる。

例文

・母と子の間にアタッチメントが形成されているようだ。

・子育てにはアタッチメントが不可欠だ。

・ボウルビィはアタッチメント理論を提唱した。

・虐待を受けた子供にはしばしばアタッチメント障害が見られる。

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