「ストレンジシチュエーション法」とは?意味や使い方を簡単に解説!

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ストレンジシチュエーション法の意味

ストレンジシチュエーション法とは、エインズワース (Ainsworth) によって開発された、乳児の愛着 (アタッチメント) 形成の個人差を測定するための観察法である。この観察法では、乳児を初めて訪れる実験室に招き入れ、養育者と離したり、見知らぬ他者と対面させたりするという操作を行う。

この観察法で見られた、乳児が養育者と離れた時と再会した時の反応をもとに、愛着のタイプは「回避型」「安定型」「葛藤型」「無秩序型」の大きく4つに分類される。回避型の乳児は、養育者と離れた時に混乱をあまり示さない。安定型の乳児は、養育者と離れた時に混乱するが、養育者とスムーズに再会できる。葛藤型の乳児は、養育者と離れた時の混乱が大きく、養育者と再会した時に怒ったりぐずったりする。無秩序型の乳児は、突然おびえすくむなど行動全般にまとまりがなく不自然である。

例文

・ストレンジシチュエーション法の開発により、愛着は具体的に測定できるようになった。

・ストレンジシチュエーション法では、乳児へのストレス要因として、乳児にとって初めて会う他者を用意する。

・ストレンジシチュエーション法により、愛着のタイプは4つに分けられる。

・愛着の測定には、乳児を対象としたストレンジシチュエーション法の他に、成人を対象とした成人愛着面接法がある。

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