「推論」とは?意味や使い方を簡単に解説!

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推論の意味

 推論とは、心理学用語では、既知の知識や情報から規則に基づいて新しい情報を得る思考過程のことを指す。推論には大きく分けて、演繹推論と帰納推論の二つがある。演繹は、複数の一般的な前提から結論を導く推論のことである。演繹推論の特徴は、前提を正しいとすれば結論は一つに導きだされること、結論は前提知識から導出されるもので、新しい事実を与えるものではないこと、関連する前提を追加しても結論は不変であることが挙げられる。帰納推論は、複数の特殊な前提から一般的な法則を導く推論のことである。つまり、知識の形成にかかわる推論である。帰納推論では、仮説を立て、それを立証していく。得た事実に基づいて、仮説が正しくないと判断されれば、仮説は修正されたり、棄却され新しい仮説が立てられたりする。演繹推論とは違い、帰納推論では前提条件が増えれば仮説はより精緻なものになっていく。

演繹推論や機能推論の他にも、類推も推論の一つとされる。類推は、問題解決において既知の類似した状況を用いて解決する認知過程のことを言う。類推は学習や知識の獲得に役立っている。

例文

・数学の問題を解くことは推論の一つである。

・「数学的帰納法」という証明方法は、推論のうち帰納推論を用いた方法である。

・日常生活では、演繹推論と帰納推論を組み合わせて思考していることがある。

・推論によってアイディアを他分野に応用することができる。

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