「公債(公共債)」とは?意味や使い方を簡単に解説!

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公債(公共債)の意味

公債とは国や地方公共団体、政府関係機関が負う債券(借金)のことで、公共債とも呼ばれる。国が発行する公債は「国債」、地方公共団体による公債は「地方債」という。一時的な資金不足や、歳出のための財源を賄うことが目的で、その調達先は国民や企業である。 税収が不足して資金が不足した際には、それを補うために公債が発行される。それに対して税収が増加した場合は、公債の償還財源を確保する。不況時には、公債を発行することで景気対策を図ることもある。国や地方公共団体が発行するため信用度が高く、流通量も多い。そのため資金の安定した運用に適しており、また換金性に優れているのが利点である。一方で、債務不履行により経済破綻してしまうリスクもあることは、問題点の一つである。さらに、公債発行によりインフレや金利の上昇を引き起こす可能性もあるため、マクロ経済への悪影響も懸念されている。また、公債の発行によって生じる利子の支払いや元本の返済は、将来の世代の負担になる恐れもあり、議論が分かれている。なお、「公債金」は国の借金を意味しており、地方公共団体のものは含まれない。地方債は、債券の発行元によって「市債」、「県債」などと呼ばれる。

例文

公債(公共債)は世代間の公正を危ぶむ恐れがある。

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