「民間債」とは?意味や使い方を簡単に解説!

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民間債の意味

民間債とは、民間の企業が発行する債券の総称。債券とは、国や企業が資金を借りる際に発行する借用証書である。民間債は、企業が市場から資金を直接調達するために発行する「事業債(社債)」と、金融機関が発行する「金融債」の2種類に分けられる。金融債を発行する機関は、商工組合中央金庫や日本興業銀行など、特定の銀行や金庫である。また、事業債(社債)への投資の際には、発行体(市場で債券を発行する主体)によって信用度が異なる。そのため、債券の格付け(格付け機関などが、発行者の利息や元利金を支払う能力を調査しランク付けしたもの)を用いて、しっかりと信用リスクを確認することが重要である。債券の利率は信用度によって左右され、一般的に、信用度が低いと利率は高くなり、信用度が高いと利率は安くなる。また、金融債には「利付債」と「割引債」があり、かつては市場において大きな役割を果たしていた。しかしバブル崩壊後の金融機関の再編によって債券発行銀行の多くが普通銀行になったことや、その後普通銀行が普通社債を発行できるようになったことから、現在は金融債はほとんど流通していない。民間債と公共債(国や地方公共団体が発行する債券)を総称して「公社債」、その他にも、外国の政府や法人によって発行される債券を「外国債(外債)」と呼ぶ。

例文

一般的に、債券は発行体によって「民間債」と「公共債」に分類される。

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