「状態不安・特性不安」とは?意味や使い方を簡単に解説!

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状態不安・特性不安の意味

状態不安とは、特定の時点の不安状態である。主観的な緊張状態や、自立神経の活動の高まりによって特徴づけられる。状態不安は、ストレスが強く、長時間になればなるほど増えていく。状態不安を測るには、AACL(否定的な感情と肯定的な感情を測定する)やSTAI(状態‐特性不安検査)などの質問紙や心拍数・血圧・皮膚電気活動といった生理的な指標が使われる。
特性不安とは、一貫したパーソナリティの特徴であり、不安傾向(不安のなりやすさ)の個人差である。ストレスがあると特性不安が表れ、特性不安が高い人は様々な場面で状態不安を感じやすい。特性不安の測定にはMAS(代表的な質問紙であるMMPIから不安に関する項目を抽出して作成)やSTAIが用いられる。
状態不安および特性不安を測定する不安尺度にSTAIがあり、状態不安と特性不安を分けて測定できる。状態不安と特性不安はそれぞれ20項目あり、4件法で回答を求める。

例文

・人の前で話すと状態不安が強くなる。
・高いところに行くと状態不安で手が震える。
・将来の不安が絶えないのは特性不安が高いからだろう。
・大事な発表前の生理的指標を測れば、その人の特性不安の高さが予想できるかもしれない。

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