「国際疾病分類」とは?意味や使い方を簡単に解説!

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国際疾病分類の意味

世界保健機関(WHO)が国際的な基準としている国際疾病分類(ICD)の第10版(ICD―10)の中でも、第5章である《精神及び行動の障害》は、精神医学の分野において、精神障害を診断する国際的な基準となっている。この章では、10の診断カテゴリーが定義されている。
たとえば、統合失調症のいくつもの種類が『(F20―F29)統合失調症、統合失調症型障害および妄想性障害』のカテゴリーに含まれている。うつ病や、双極性感情障害は『(F30―F39)気分(感情)障害』に分類され、定義されている。この基準では『疾患(disease)』という語を使うかわりに『障害(disorder)』という呼称が採用されている。
1990年に国際統計協会が制定して、現在は、1948年にWHOが引き継いだあと、何度も改訂された。2019年に公表された、最新の改訂版は、第11版(ICD―11)である。ICD―11は、前回の改訂から16年ぶりの改訂となる。2022年9月現在、厚生労働省は、いまだに、この最新版の和訳を掲載していない状態であり、翻訳作業が期待されている。

例文

国際疾病分類の基準は、つねに、実際の医学的な知見を反映するべきだ。

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