こんにちは、レポトンです
面接で何を質問すればよいのか、応募者の回答をどのように評価すればよいのか分からないとお悩みではないでしょうか?質問する人によって内容や評価が変わると、採用の公平性も保ちにくくなります。
そこで今回は、面接質問票の目的や基本項目、作り方、採用面接で使える質問例と評価基準をわかりやすく解説します!

この記事は次のような人におすすめ!
- 面接質問票の意味や役割を知りたい人
- 質問項目や評価基準の作り方に迷っている人
- 面接官による評価のブレを減らしたい人
この記事を読むと、応募者を公平かつ多面的に見るための面接質問票を作り、実際の面接で活用できるようになりますよ。
納得感のある採用面接を実施したい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
それではどうぞ!
1. 面接質問票とは?履歴書や面接シートとの違い
面接質問票とは、面接で確認する質問と、回答を評価する観点をあらかじめ整理した書類です。面接官がその場の思いつきだけで質問するのを防ぎ、応募者ごとに一定の基準で確認できるようにします。
履歴書との違い
履歴書は、応募者が学歴や職歴、資格、志望動機などを記入して提出する書類です。一方、面接質問票は、企業側が面接を進めるために用意するものです。履歴書の内容を深掘りする質問も含まれますが、目的は応募者の情報を集めることだけではありません。仕事に必要な能力や考え方を、同じ視点で確認する役割があります。
面接シートとの違い
面接シートは、面接全体の記録や評価をまとめる用紙を指すことが多く、質問欄、評価欄、メモ欄などを含む広い呼び方です。面接質問票は、その中でも特に「何を聞くか」に重点を置いたものと考えると分かりやすいでしょう。会社によって呼び方は異なりますが、質問、評価基準、記録欄が一体になっていても問題ありません。
2. 面接質問票を使う3つのメリット
面接質問票を使う最大のメリットは、面接を属人的な会話から、採用判断のための確認プロセスへ変えられることです。特に次の3点で効果を発揮します。
- 質問の公平性が高まる:応募者に近い内容の質問を行いやすくなります。
- 評価のブレを抑えられる:面接官が違っても、同じ評価項目を確認できます。
- 面接の質を改善できる:質問と評価を振り返り、採用後の活躍との関係を見直せます。
面接官の準備にも役立つ
経験の浅い面接官でも、確認すべき内容を見失いにくくなります。質問の順番や深掘りの例があれば、会話が止まったときにも対応しやすいでしょう。また、面接後の記録がそろうため、複数人で合否を検討するときも比較しやすくなります。
応募者への配慮にもつながる
質問が面接官の興味だけに偏ると、応募者によって聞かれる内容が大きく変わります。あらかじめ質問を整えておけば、必要な情報を漏れなく確認でき、応募者にも一貫した面接を提供できます。ただし、票を読み上げるだけでは機械的になるため、回答に応じた自然な相づちや追加質問も大切です。
3. 質問票に盛り込むべき基本項目
質問票には、質問文だけでなく、面接を公平に進めるための情報も含めます。最初に「この項目で何を見たいのか」を明確にすると、必要な質問を選びやすくなります。
- 応募者名、応募職種、面接日、面接官名
- 確認したい評価項目と、その項目に対応する質問
- 回答メモ欄、評価欄、面接官の所見欄
- 合否判断、次回確認事項、申し送り欄
質問と評価項目を対応させる
たとえば「協調性」を見たいなら、「意見の異なる人と協力して進めた経験を教えてください」といった質問を置きます。その下に、具体的な行動を説明できているか、相手の立場を理解しているかなど、評価の着眼点を記載します。質問と評価項目が離れていると、回答を聞いた後に何を基準に判断するか迷いやすくなります。
必須質問と追加質問を分ける
全員に聞く必須質問と、回答に応じて使う追加質問を分けておくと、面接時間を管理しやすくなります。追加質問には「そのとき、あなたは何を担当しましたか」「結果をどのように振り返りましたか」のような深掘り用の文を用意しましょう。
4. 評価のブレを防ぐ面接質問票の作り方
評価のブレを防ぐには、採用したい人物像を先に言語化し、そこから質問と評価基準を組み立てます。質問を先にたくさん作るのではなく、職種で必要な要素を分解することがポイントです。
作成の基本ステップ
- 募集職種の業務内容から、必要な知識、技能、行動特性を整理する。
- 各評価項目について、実際の経験を確認できる質問を作る。
- 回答のどの部分を高く評価するか、具体的な基準を書く。
- 質問の順番、所要時間、記録方法を決めて試行する。
- 面接官同士で模擬面接を行い、分かりにくい表現を直す。
評価は段階と行動で示す
「印象がよい」「優秀そう」といった感覚的な表現だけでは、面接官によって意味が変わります。「状況、本人の行動、結果を具体的に説明できる」「失敗への対応と学びを話せる」のように、観察できる行動で基準を作りましょう。評価段階を設ける場合も、各段階の違いを短い文章で定義すると運用しやすくなります。
5. 採用面接で使える質問例と評価基準
質問は、抽象的な性格ではなく、過去の行動や考え方を確認できる形にすると評価しやすくなります。以下は多くの職種で応用しやすい例です。
| 確認したい点 | 質問例 | 評価の着眼点 |
|---|---|---|
| 主体性 | 自分から課題を見つけて行動した経験を教えてください。 | 課題の発見から行動、結果まで具体的に話せるか。 |
| 協働性 | 意見が合わない人と協力した経験はありますか。 | 相手の意見を聞き、調整した行動があるか。 |
| 問題解決力 | 困難に直面したとき、どのように対応しましたか。 | 原因を整理し、試行錯誤した過程を説明できるか。 |
| 学習姿勢 | 最近、新しく学んだことと、そのきっかけを教えてください。 | 学習を仕事や行動に生かそうとしているか。 |
志望動機や将来像を確認する質問
「なぜこの仕事を選びましたか」「入社後に身につけたいことは何ですか」と聞くと、応募先への理解や仕事との接点を確認できます。評価するときは、話が上手かどうかではなく、仕事内容と自分の経験・関心を結び付けて考えているかを見ましょう。
深掘りで事実を確認する
回答が短いときは、「あなた自身の役割は何でしたか」「一番苦労した点はどこですか」「もう一度行うなら何を変えますか」と尋ねます。これにより、他人の実績を自分の経験として話していないか、結果だけでなく過程を理解しているかを確認できます。

回答の流暢さだけで判断しないことが大切です。話す速さや表現力よりも、質問に対して具体的な事実と本人の行動が示されているかを評価しましょう。
6. 面接質問票を運用するときの注意点
質問票は作成して終わりではなく、面接官が同じ考え方で使える状態にして初めて効果を発揮します。運用時は、質問の公平性、記録の正確さ、個人情報の扱いに注意しましょう。
聞いてはいけない内容を確認する
採用に必要のない家族構成、出生地、思想・信条などを質問すると、応募者に不安を与えたり、不適切な選考につながったりするおそれがあります。質問は職務上必要な能力や経験に絞り、プライベートに踏み込みすぎないようにします。迷う質問がある場合は、社内の採用担当者や関係部署に確認してから使いましょう。
面接中の記録と面接後の判断を分ける
面接中は、応募者の発言をできるだけ事実ベースで記録します。「積極性がない」と書くのではなく、「質問への回答が一文で終わり、具体例は確認できなかった」のように、観察した内容を残すと振り返りやすくなります。合否判断は、面接直後の印象だけでなく、評価項目ごとの記録を見ながら行いましょう。
定期的に質問票を見直す
採用後に活躍している人の特徴や、入社後にミスマッチが起きた理由を振り返ると、質問票の改善点が見えてきます。質問が長すぎる、同じ内容が重複している、評価基準が曖昧といった問題があれば修正します。応募者の回答や個人情報を含むため、保管や共有の方法も社内ルールに沿って管理してください。
まとめ
面接質問票は、質問内容と評価基準を整理し、面接の公平性と採用判断の納得感を高めるための書類です。
- 履歴書は応募者が提出する書類、質問票は企業が面接で使う道具です。
- 職種に必要な能力から評価項目を決め、行動を確認できる質問を作ります。
- 面接中は事実を記録し、面接後は基準に沿って評価します。
- 不適切な質問を避け、採用後の結果をもとに定期的に見直します。
まずは募集職種で重視する項目を3つほど書き出し、それぞれに質問と評価の着眼点を一つずつ設定してみましょう。小さく作って実際の面接で使い、面接官の意見を取り入れながら改善すると、現場で役立つ質問票に近づきます。

