タイトル: “推し活”は幸福度を上げるのか下げるのか

序論
近年、「推し活」という言葉が若者を中心に広く浸透している。推し活とは、アイドルや俳優、アニメキャラクターなど、自分が応援したい存在=「推し」を見つけ、その活動を支援したり情報を追いかけたりする行為を指す。SNSの発達により、推し活はますます身近で日常的なものとなった。しかし、推し活は本当に人々の幸福度を高めるのだろうか。それとも逆に、依存や金銭的負担、推しロス(推しが引退したり不祥事を起こしたりすることによる喪失感)などによって人を不幸にしてしまうのだろうか。本レポートでは、推し活がもたらす幸福感の心理学的側面と、そこに潜むリスクの両面を考察し、推し活と幸福の関係について自分なりの結論を導き出す。