こんにちは、レポトンです
「その」は英語で何と言えばいいのか、this・that・theの違いがよくわからないとお悩みではないでしょうか?日本語では一言で済む「その」も、英語では距離や状況、話し手と聞き手の共通認識によって表現が変わります。
そこで今回は、「その」を表す英語の基本表現から、「その人」「そのとき」など場面別の言い方、会話で自然な言い換えまで、使い分けをわかりやすく解説します!

この記事は次のような人におすすめ!
- 「その」を英語でどう言うか迷う人
- this・that・theを正しく使い分けたい人
- 英会話や英作文で自然な表現を身につけたい人
この記事を読むと、文脈に合った「その」の英訳を選び、英会話やレポートで自然に使えるようになりますよ。
英語の指示語を自信を持って使えるようになりたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
それではどうぞ!
1. 英語で「その」を表す基本表現
英語の「その」は、主にthat、the、場合によってはyourやsuchなどで表します。日本語の「その」に必ず対応する一語があるわけではないため、まずは「何を指しているのか」を考えることが大切です。
目の前や会話中の対象を指すthat
「その本」「その店」のように、話し手から少し離れたもの、または聞き手側にあるものを指すときは、thatを使います。名詞の前に置いて、that book(その本)、that store(その店)のように表現します。
ただし、物理的な距離だけでなく、心理的な距離にも使われます。過去に話題に出たものを指して「その件」「そのアイデア」と言う場合にも、thatが自然です。複数ならthoseとなり、those picturesは「その写真、それらの写真」という意味になります。
特定のものを示すthe
話し手と聞き手の両方が、何を指しているか理解できる場合はtheを使います。たとえば、すでに話題に出た本ならthe book、いつも利用する駅ならthe stationです。日本語に訳すと「その」になることもありますが、英語では「特定の名詞につける冠詞」と考えるとわかりやすいでしょう。
2. this・that・theの違いと使い分け
this・that・theの使い分けは、距離と共通認識で整理できます。thisは話し手に近いもの、thatは話し手から離れたもの、theは話し手と聞き手が特定できるものを表します。
thisは「この」、thatは「その・あの」
thisは、手元にあるものや現在話している内容など、話し手に近い対象に使います。This pen is new.なら「このペンは新しいです」という意味です。一方、thatは少し離れた対象や、相手が持っているものを指します。Is that your bag?は「それはあなたのバッグですか」となります。
theは距離ではなく「どれかわかる」ことが重要
theは、対象が近いか遠いかではなく、何を指すのかが特定できるかどうかで決まります。たとえば、部屋の中に時計が一つしかなく、相手もその存在を知っているなら、近くにあってもthe clockと言えます。
文脈によって訳し方が変わる
that movieは「その映画」だけでなく、文脈によって「あの映画」と訳すこともあります。また、英語のtheを日本語に訳すとき、必ず「その」を入れるとは限りません。I went to the library.は「私はその図書館に行きました」とも、「図書館に行きました」とも訳せます。
- this:話し手に近い「この」
- that:話し手から離れた「その・あの」
- the:何を指すか共通認識がある「その」
3. 「その人」「そのとき」など場面別の表現
「その」を含む表現は、名詞の種類によって自然な英訳が変わります。単純にthatをつけるより、英語でよく使われる組み合わせを覚えると、会話も文章もスムーズになります。
その人・その男性・その女性
「その人」は文脈によってthat personまたはthe personです。相手が指している人物を示すならthat person、すでに話題に出た人物や特定の人物ならthe personが自然です。「その男性」はthat manやthe man、「その女性」はthat womanやthe womanと表現します。
そのとき・その後・その前に
「そのとき」は、過去のある時点を指すならat that time、出来事の最中を指すならthenがよく使われます。「その後」はafter that、「その前に」はbefore thatです。たとえばAfter that, I went home.は「その後、私は家に帰りました」となります。
そのような・そのため・その場合
「そのような」はsuchやlike thatで表します。such a problemは「そのような問題」、Don’t speak like that.は「そのような話し方をしないで」という意味です。「そのため」はthereforeやbecause of that、「その場合」はin that caseが使えます。
- その人:that person / the person
- そのとき:at that time / then
- その後:after that
- その場合:in that case
4. 会話でよく使う自然な言い換え
会話では、毎回「その」をthatに訳す必要はありません。英語では、指示語を省いたり、代名詞や別の定型表現に置き換えたりするほうが自然な場合があります。
itやoneで繰り返しを避ける
すでに話題になった単数のものはitで受けられます。I bought a new laptop. It is fast.なら、「新しいノートパソコンを買いました。それは速いです」となります。また、同じ種類の別のものを指す場合はoneを使います。I like that one.は「私はその(一つ)が好きです」という意味です。
the oneやthe wayで具体的にする
候補が複数あるときの「そのもの」はthe oneが便利です。Take the one on the left.なら「左側のそのものを取ってください」となります。「その方法」はthat wayだけでなく、文脈によってthe wayやlike thisも使います。Do it like this.は「このようにやってください」という自然な表現です。
相手の発言を受けるthat
相手の発言や考えを「それ」「そのこと」として受ける場合、thatを単独で使えます。That’s interesting.は「それは興味深いですね」、I didn’t know that.は「そのことを知りませんでした」という意味です。ここでのthatは、直前の一つの名詞ではなく、相手の発言全体を指すこともあります。

会話では「その」を一語ずつ訳すより、直前の話題をitやthatで受けるほうが自然です。日本語の語順に引っ張られすぎないことがポイントですよ。
5. 間違えやすい「その」の英訳例
「その」をすべてthatにすると、意味が通じても不自然になったり、別の意味になったりします。特に間違えやすいのは、theを使う場面と、英語では所有格を使う場面です。
共通認識があるのにthatを使う
たとえば、会話の中ですでに「試験」を話題にしているなら、「その試験」はthe examが基本です。that examにすると、距離を置いたり、特定の試験を強く指し示したりするニュアンスが出ます。単に前に出た名詞だからthat、とは限りません。
「その名前」をthat nameにしない場合
日本語の「その名前」「その意見」のように、聞き手や相手に属するものを表すときは、your nameやyour opinionが自然です。「その名前を教えてください」はTell me the name.または、相手の名前ならTell me your name.となります。対象との関係が明確なら、thatより所有格を優先しましょう。
thoseとthemを混同する
複数の「その」を表すthoseは、名詞の前や単独で使う指示代名詞です。those booksは「その本々」、Those are mine.は「それらは私のもの」です。一方、themは目的格なので、I bought them.(私はそれらを買いました)のように動詞の目的語になります。
6. 迷ったときの選び方まとめ
「その」を英語にするときは、まず指している対象が近いか遠いか、次に何を指すか相手にもわかっているかを考えます。そのうえで、名詞を修飾するのか、発言全体を受けるのかを判断すると選びやすくなります。
3段階で考える
迷ったときは、次の順番で確認してみましょう。
- 話し手に近いならthis、離れているならthatを候補にする
- 対象が特定でき、共通認識があるならtheを検討する
- 人や時間などの定型表現なら、that以外の自然な組み合わせを選ぶ
ただし、距離は物理的なものだけではありません。過去の出来事や相手の発言をthatで受けることもあれば、すでに話題になったものをtheで表すこともあります。単語だけでなく、前後の文脈まで見て判断しましょう。
まとめ
「その」の英語表現は、文脈によって変わります。基本の考え方を次のように整理しておきましょう。
- thisは話し手に近い「この」、thatは離れた「その・あの」
- theは、何を指すか共通認識があるときに使う
- 「そのとき」はthen、「その後」はafter thatなど、定型表現も覚える
- 会話ではit・one・thatなどで自然に言い換えられる
まずは自分の身近な例を使って、this・that・theの英文を一つずつ作ってみましょう。文脈に合う「その」を選ぶ練習を重ねると、英作文や会話で迷う時間が少なくなりますよ。

