こんにちは、レポトンです。
英検の合格点は、受験者全体の出来や順位で変わるのか、それとも決まった基準があるのか気になりますよね。特に、自己採点の正答数だけで合否を判断できるのか迷う人も多いでしょう。
そこで今回は、英検は相対評価なのか、合格点がどのように決まり、CSEスコアでどう判定されるのかを解説します!

この記事は次のような人におすすめ!
- 英検が相対評価か知りたい人
- 合格点の決まり方を理解したい人
- CSEスコアと正答数の関係を知りたい人
- 各級の合格基準スコアを確認したい人
この記事を読むと、英検の合格ラインを正しく確認し、自己採点後に何を見ればよいか判断できるようになります。
それではどうぞ!
英検は相対評価ではなく、CSEスコアで合否を判定する
英検の合否は、他の受験者との順位ではなく、各技能のCSEスコアを合算し、級ごとに定められた合格基準スコアに達したかどうかで判定されます。公式サイトでは「相対評価」「絶対評価」という用語の対比ではなく、「技能別スコア」「英検CSEスコア」「合格基準スコア」という仕組みで説明されています。
相対評価と絶対評価の違い
相対評価は、受験者同士を比べて上位何%を合格にするような考え方です。一方、絶対評価は、あらかじめ設定された基準を満たしたかで判定します。
英検公式が用いているのは、受験者の順位や合格者の割合ではなく、合格基準スコアに基づく判定です。そのため、「周りの受験者の出来がよかったから自分は不合格になる」と考える必要はありません。
英検の合否判定で使われるCSEスコアとは
英検CSEスコアのCSEは、Common Scale for Englishの略称です。英検の各級で共通して使うスコア尺度で、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの技能別スコアが算出されます。
各技能の正答数などをもとに技能別スコアが算出され、そのスコアを合算して一次試験や二次試験の合否を判定します。問題数が技能ごとに異なっていても、級ごとに各技能の満点は均等に配分されます。
結論:他の受験者の順位で合否が決まるわけではない
英検は、受験者全体の成績順で合否を決める試験ではありません。自分の技能別CSEスコアが、対象となる合格基準スコアに届いているかが重要です。
英検の合格点・合格基準はどのように決まる?

英検では、級ごとに一次試験と二次試験の合格基準スコアが設定されています。素点をそのまま合計するのではなく、技能別CSEスコアに置き換えて判定する点がポイントです。
級・技能ごとに設定される合格基準スコア
1級から3級、準2級プラス、準2級、2級、準1級では、一次試験のリーディング・リスニング・ライティングを合算します。その合算スコアが、級ごとの一次試験合格基準スコア以上であれば一次試験合格です。
二次試験はスピーキングのみで判定します。一次試験と二次試験の両方に合格すると、その級の合格となります。
素点ではなく技能別CSEスコアで判定される仕組み
たとえば、リーディングで何問正解したかという素点だけでは、合否を決められません。リーディング、リスニング、ライティングそれぞれの正答数などから技能別CSEスコアが算出され、技能別スコアの合計で一次試験を判定します。
特定の技能だけで大きく得点しても、他の技能のスコアが低いと合格基準スコアに届かないことがあります。合格には、技能間のバランスも大切です。
試験回によって正答数とCSEスコアの対応が変わる理由
英検では、各回の全答案を採点した後、IRT(項目応答理論)によってCSEスコアを算出します。この方法により、問題ごとの難しさなどを統計的に反映できます。その結果、同じ正答数でも試験回によってCSEスコアが異なる場合があります。
なお、公式サイトでは現在の各級の合格基準スコアは固定されていると説明されています。変わる可能性があるのは、正答数とCSEスコアの対応であり、受験者同士の順位で合格ラインが動くという意味ではありません。
各級の合格ラインを確認する方法

各級の合格ラインは、英検公式の合格基準スコアで確認できます。以下は英検(従来型)の基準です。
5級・4級・3級の合格基準と判定方法
| 級 | 一次試験 | 二次試験・スピーキング |
|---|---|---|
| 5級 | 419(Reading・Listening) | 266(Speaking) |
| 4級 | 622(Reading・Listening) | 324(Speaking) |
| 3級 | 1,103(Reading・Listening・Writing) | 353(Speaking) |
5級・4級は、リーディングとリスニングの一次試験の合否で級認定を行います。スピーキングテストは任意の受験機会で、級認定の合否には影響しません。3級は一次試験と二次試験の両方に合格する必要があります。
準2級・2級・準1級の合格基準と判定方法
| 級 | 一次試験 | 二次試験 |
|---|---|---|
| 準2級 | 1,322 | 406 |
| 2級 | 1,520 | 460 |
| 準1級 | 1,792 | 512 |
いずれも一次試験はリーディング・リスニング・ライティングの合算、二次試験はスピーキングで判定します。準2級プラスの基準は、一次試験1,402、二次試験427です。
1級の合格基準と一次試験・二次試験の扱い
| 試験 | 合格基準スコア | 判定対象 |
|---|---|---|
| 一次試験 | 2,028 | Reading・Listening・Writing |
| 二次試験 | 602 | Speaking |
1級も、一次試験と二次試験を別々に判定します。一次試験の3技能を合算して基準に達し、さらに二次試験のスピーキング基準にも達すると合格です。
英検公式サイトの合格基準スコアでは、各級の判定対象と基準を確認できます。
合格ラインを調べるときの注意点
合格ラインを調べるときは、単純な正答率ではなく、公式の基準と試験形式に合わせて確認しましょう。
公式の合格基準スコアを確認する
まず、自分が受験した級の一次試験・二次試験の合格基準スコアを確認します。英検S-CBTは4技能を1日で受験しますが、合否判定の考え方は同じです。リーディング・リスニング・ライティングの合計で一次試験、スピーキングで二次試験を判定します。
自己採点の正答数だけで合否を断定しない
自己採点で正答数が分かっても、そこからCSEスコアを直接換算することはできません。IRTで算出されるため、正答数による一律の合格ラインも提示できません。
技能ごとのバランスと二次試験の要件を確認する
一次試験では、3級以上の場合、リーディング・リスニング・ライティングの各技能を確認します。1つの技能だけでなく、技能別CSEスコアの合計が基準に届くことが必要です。さらに、3級以上は二次試験のスピーキングにも合格しなければ級認定されません。
まとめ:英検の相対評価と合格ラインを正しく理解しよう
- 英検は、他の受験者との順位で合否が決まる仕組みではない
- 各技能の正答数などをもとにCSEスコアが算出される
- 合否は、級ごとの合格基準スコアに達したかで判定される
- 正答数とCSEスコアの対応は試験回によって異なる場合がある
- 3級以上は、一次試験と二次試験の両方に合格する必要がある
まずは受験した級の合格基準スコアと判定対象を確認し、自己採点の正答数だけで合否を決めつけないようにしましょう。次の受験に向けては、技能別スコアのバランスを意識して学習を進めるのがおすすめです。

