## 「地球温暖化問題に対する私たちの責任」

### 序論

私たち人類が生存していく上で避けて通れない問題の一つが、地球温暖化問題です。長年にわたって持続的な発展を追求してきた結果、工業化にともない放たれた二酸化炭素などの温室効果ガスが大気中に濃度を増しており、地球温暖化に拍車がかかっています。この問題に直面している現代社会において、私たち全員がその責任を持つ必要があります。

### 本論

地球温暖化問題に取り組む上で、政府や企業だけの力では不十分であり、私たち個人が積極的に行動を起こすことが必要不可欠です。まず、エネルギー消費について考える必要があります。現代社会では、エネルギーを無駄に使っている場合が多く見られ、その中でも輸送手段が大きな役割を占めます。自分自身が乗る乗り物の種類や、カーボンオフセットを含めた旅行プランの選択など、選択肢次第で二酸化炭素の排出量が大幅に削減できます。

また、資源の消費についても考える必要があります。日本においては、1年間に廃棄される食品ロスの量が600万トンといわれており、自分自身が出来る節約行動が求められます。スーパーでの買い物前にリストアップを行いムダ買いをしない、残り物の再利用、食材を無駄にしない料理の工夫、家庭菜園やコミュニティの畑での無農薬野菜栽培など、地球環境と食料問題に対する貢献にもつながります。

さらに、地球環境を守るためには、リサイクルや再利用といった循環型経済の推進も重要です。プラスチックゴミが海に流れ出し、悪影響を与えている様子は、各メディアでもよく報じられています。自宅でのリサイクルによるゴミ削減、分別の徹底、エコバックの持参など、私たち個人の取り組みが求められています。また、一度使用したものを再利用することでゴミとならず、資源の節約にも繋がります。

### 結論

地球温暖化問題は、それぞれの地域や国が関係する問題であることから、国際的な取り組みや枠組みの整備という課題もあります。しかし、私たち個人もまた、自分たちが生きている地球環境を取り戻すために、積極的な行動を起こし、温室効果ガスを削減するよう心掛けましょう。私たちの生活・経済活動において温暖化対策を考えることが、より良い地球環境を守るチャンスになるとともに、将来の子どもたちが豊かに暮らせる未来をつくることに繋がります。