日本の今とこれからについて

今回コロナの状況などが重なり、日本の経済状況についての不安がより増して叫ばれるようになった。だがコロナの影響だけではなく、日本は元から経済状態が落ち込んでいるのだ。そして、これからの未来予想もやはりあまり良くない。今抱えている問題と、これから起きる未来予想、それから未来予想の根拠についても交えながら、調査した内容を述べていきたいと思う。

 日本の主な問題は、人口減少、少子化問題がまず挙げられる。それにより、得られる税収が少なくなること、そして日本自体の市場の縮小、そして弱体化へと繋がる。これによって起こってくるのが、給料は安いが、税収が重いという状態である。しかも、平均寿命が伸びているにもかかわらず、年金をもらえる年齢は引き上げられると予測され、年金の徴収負担額は上がっていくと考えられる。つまりほとんどの人が貧しくなっていくだろう。そして、稼げる金額上位に位置する人の税収が大きくなることで、海外に移住して行く人が増えている。それによってますます、税金支払いが厳しくなり、海外に行く人が増えるという不のループができるのではないかと考えられる。また、財政状態だけではなく経済状態も良くない。まず、日本の世界競争ランキングが30位(2019年)と年々順位を落としており、一人当たりの国内総生産も、26位であり、年々順位を下げている。まだ高いと考えるかもしれないが、1990年代あたりは常にトップに近い位置であった。しかし、そこから日本は大きく成長することができず、多くの国に追い抜かれ、相対的に順位を下げてしまった。他の国が成長しているので、他の国では給料が上がり、それと並行して物価も上がっている。その国の人は大きな問題はないだろう。むしろ貧しくなっていく日本は、商品の値段が上がった状態で貿易して、商品を取り寄せるわけだから、物価は上昇してしまう。また、心理的な面でも日本は良い状態ではない。自殺率は世界で6位。若者の自殺率は1位である。それの理由は、狭すぎる選択肢、低すぎる自己肯定感からのものと言われている。

 多くの面で、行き先が不安定な日本。しかし、それは目をそらすほどに危険な事実である。新しい時代が来るのを前に、あらゆる可能性を予測し1人の個人として何をするかが、今後の未来を決めていくのだと思う。

971文字   経済学、心理学

参考文献

「日本の真相!知らないと「殺される‼」政府・マスコミ・企業がひた隠す不都合な事実」

船瀬俊介:著 成甲書房:出版 2020年2/14

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