「カタルシス」とは?意味や使い方を簡単に解説!

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カタルシスの意味

カタルシスとは、抑圧された感情を自由に表現することによって心の緊張をとく方法である。ブロイアーは、ヒステリー(現実の問題によって心の柔軟性が失われ、手足がしびれたり声が出なくなる症状)の治療の中で、積み重なった感情を表現したことが症状の改善に繋がることを発見した。その後、カタルシスはフロイトの精神分析に取り入れられた。今日でも、遊戯療法・芸術療法においてカタルシス効果が認められている。遊戯療法において、子どもはプレイルームで自由に遊ぶことによってありのままの自分を表現する。芸術療法の1つである箱庭療法では、自由に箱庭を作ることでクライエントは感情や葛藤を表現する。これらの心理療法によって、クライエントは自分の感情を自由に表現してカタルシス効果による自己治癒力を高めることができる。

遊戯療法や芸術療法は非言語的療法であり、非言語的療法では言葉では表現できない欲求が強く表れるためカタルシス効果が高い。一方、精神分析や来談者中心療法といった言語的療法では、自分の悩みをセラピストに開示する自己開示によるカタルシス効果がある。

例文

・日々のいらいらをゲームによってカタルシスする。

・私にとって甘いものを食べることはカタルシス効果がある。

・人によっては、歌う事よりも絵を描く方がカタルシス効果が高い。

・カウンセリングをうけた後は、悩みがカタルシスされた気分になる。

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