レポートを書くとき「これでいいのかな?」と不安に思っていませんか?
本稿では、レポートの雛形となる構成と、実際の見本をそれぞれまとめました。
この記事はこんな人におすすめ!
- レポートの書き方がわからない
- 書き出しに困っている
- レポートをスムーズに書き終えたい
- レポートに苦手意識がある
最後まで読んでいただければ、レポートの書き方の基本が身に付きます!
雛形をきっちりと抑えた上で、後半で紹介している見本を参考にすれば、さくさくとレポートが書けるようになると思います。
さまざまな課題を想定した見本を取り揃えていますので、これからのレポート作成に活用していただけると幸いです。
レポートの書き方
レポートの前提
まず初めに、レポートを書く上で意識しなければならない点が二つあります。
それは
- 事実や証拠に基づいた実証性
- 客観的な推論で導かれる論理性
です。
レポートでは与えられたテーマに対して自ら問題を提起し、その原因の究明や解決策の導出を、しっかりとした根拠を元に論理的に示す必要があります。
レポート作成の手順
レポートを作成する流れは大きく3ステップに分かれます。
- 課題を設定する
- 文献資料を探す
- 論証する
論証段階においては、読む相手(主に教授)への気配りも大切です。
冗長な言い回しを避けたり、正確性を保つなどして、わかりやすさを心がけましょう。
しかし闇雲にレポートを作ろうとしても、内容はわかりづらいし、完成までに時間がかかってしまう可能性が高いです。
そこで「わかりやすさの安定化」と「作業の効率化」の両方を図る方法があります。
それは文章の雛形をレポートに採用することです。
次の項で詳しく解説しているので、サクッと見ていきましょう!
レポートの雛形・テンプレート
レポートには雛形となる文章構成がいくつか存在します。
それらの基礎的な体裁を覚えることで、レポート作成はグッと楽になります。
ここでは、特に代表的なものを3つ紹介しますので、ぜひ覚えていってください。
三段構成
三段構成とは「序論・本論・結論」の三段からなる文章の構成のことです。
- 序論:テーマの提示。その文章で何を主張したいのか、これから何を論じていくのかなどについて簡潔に示します。
- 本論:考察や論証。文章全体のキモとなる部分で、主張を論理的に述べていきます。
- 結論:主張の総括。本論の論考から結局何が言えるのか、その文章で何が証明されたのかを簡潔にまとめます。
起承転結
起承転結は漢詩が発祥の文章構成で、現代日本で最も普及している構成の一つです。
- 起:立場の明確化。テーマに対しての自身の見解や立場など、前提となる要素を説明します。
- 承:考察を通じた課題の具体化。主張を論じ、そこから課題などを明らかにしていきます。
- 転:解決策の提示。課題に対しての解決策となる案や考え方を示します。
- 結:総括。ここまでの論考を簡潔にまとめ、主張を明らかにします。
PREP法
PREP法はビジネスの場でよく使用される文章構成で、即効性とわかりやすさが特徴です。
- Point(結論):主義主張の要点を簡潔に記述。
- Reason(理由):その結論に結論に至った理由や経緯を記述。
- Example(具体例):具体的な例を挙げて主張を補足。
- Point(結論):再び結論を記述。始まりと終わりで結論を伝えることで主張を明確にし、印象付けることができます。
レポートの例・見本
さまざまな課題を想定した数多のレポートを掲載しています。
お好きなレポートを選び、参考にしてみてください。
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