『デカルトとは何者か』

『デカルトとは何者か』

序論:
デカルトは17世紀のヨーロッパにおいて、近代哲学の創始者として認知されています。彼が生きた時代は絶対王政やカトリック教会の支配が続いており、思想の自由が制限されていました。しかし、デカルトは自分自身の批判的思考をもとに、現代においても影響を与え続けている思想を生み出しました。本レポートでは、デカルトの思想と彼が創り出した近代哲学について考えていきたいと思います。

本論:
「われ思う、ゆえにわれあり」という有名な言葉で知られる、デカルトの思考法は、「方法序説」という著作によって示されています。彼はまず、真理確定への問題意識を持ちました。カトリック教会やアリストテレスの哲学は、信仰や経験に基づくものであり、真理とは人々によって異なるものとされていました。そこで、デカルトは疑うことから出発して、真理を導き出そうとします。彼は「疑い得るものはすべて疑い、自分が疑わしいものに出会わなければ、それが確定的な真理である」と主張しました。

また、デカルトは自己の存在を確定することに重きをおきました。自分が存在することを確信できることが、一切の真理を確定させる基盤であると考えました。具体的には、「われ思う、ゆえにわれあり」という言葉から、われ思うことはわれありということを導き出し、自己の存在を確信していきます。この思考法により、デカルトは哲学史上初めて主観性を重視し、自己の内面に向き合うことを提唱しました。

さらに、デカルトは科学革命の時代に生きたこともあり、科学の方法論にも関心を示しました。彼は観察と実験を通して、物理的実在を示すことができるものに限って、真理を確定させることを提唱しました。つまり、科学的な手法を用いて、感覚的な判断に頼らずに真理を確定することができると考えました。これにより、デカルトは哲学を科学的な基盤に立て直すことに成功しました。

結論:
デカルトは、自己の存在の確信や疑うことからの真理の探究、科学的な手法の提唱など、現代哲学に多大な影響を与えました。彼は近代哲学の創始者の一人として、哲学のあり方を一変させた人物であり、今日でも彼の思想は多くの研究者や哲学者によって継承され続けています。デカルトは、自分自身の思考と批判的な精神をもとに、哲学に多大な貢献をしたと言えます。

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