こんにちは、レポトンです
Lexileという言葉を見かけても、数値が何を意味するのか、英検の級とどう関係するのか分かりにくいですよね。
そこで今回は、Lexileの意味、数値の見方、公式サイトでの調べ方、英検との関係を解説します!

この記事は次のような人におすすめ!
- Lexileの意味を知りたい人
- 本のLexile値を調べたい人
- 英検とLexileの関係を確認したい人
この記事を読むと、Lexileを英語の読書レベルや教材選びにどう使えばよいか整理できます。
それではどうぞ!
Lexileとは?意味と数値の見方

Lexileは、読者の読解能力と文章の難易度を同じ尺度で表す指標です。正式名称は「The Lexile Framework for Reading」で、米国の教育測定・教育テクノロジー組織MetaMetrics, Inc.が開発しました。
読者の値はLexile reader measure、本や文章の値はLexile text measureと呼ばれます。この記事では、両者をまとめて「Lexile値」と表記します。数値の後ろにはLを付け、たとえば850Lや1200Lのように表します。
Lexile値が示すもの
読者のLexile値が高いほど、一般には複雑な文章を読み取る力が高いことを示します。一方、本のLexile値が高いほど、語彙や文の構造などの面で文章が複雑になる傾向があります。
文章の難易度は、語彙の複雑さや文の長さなどを分析して算出されます。ただし、数値だけで内容の面白さ、知識量、専門性、読者の背景知識まで判断できるわけではありません。
「L」と「BR」の読み方
通常は「850L」のように数値とLで表します。初級の読者や文章では、0L未満の範囲を示すコードとしてBR(Beginning Reader)が使われる場合があります。例としてBR100Lのような表記があります。
英検とLexile値は直接換算できる?

英検の級とLexile値を1対1で対応させる公式換算表は確認されていません。Lexileは主に読解能力と文章難易度を扱うのに対し、英検は級によってリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングなど複数の技能を測るためです。
英検の資料とLexile測定資料の違い
MetaMetricsには、英検の試験問題・文章をLexile尺度で測定した資料があります。しかし、これは主として試験問題や文章の難易度に関する資料です。英検の合格級を、そのまま受験者のLexile reader measureに換算する表ではありません。
英検公式サイトで確認できる英検各級とEIKEN CSEスコア、CEFRの対応情報も、Lexile値との対応表ではありません。英検の級を起点に本を選ぶときは、級をLexile値に変換するのではなく、実際の読解力や本の内容を確認するのが安全です。
CEFR・TOEICとも完全互換ではない
LexileとCEFRの関係を調査した研究資料はありますが、「CEFR B1なら必ず何L」「TOEICの総合点なら必ず何L」という個人向けの厳密な換算式ではありません。
| 指標 | 主に扱う対象 | Lexileとの関係 |
|---|---|---|
| Lexile | 読解能力・文章の難易度 | 読書向けの尺度 |
| 英検 | 複数の英語技能 | 級からLexile値へ直接換算できない |
| CEFR | 聞く・読む・話す・書くなどの言語能力 | 研究上の対応関係はあるが完全互換ではない |
| TOEIC | 試験で扱う複数の技能 | 総合点をLexile値に直接換算できない |
Lexile値の調べ方と本の探し方

本のLexile値を調べるなら、公式の検索データベースLexile Find a Bookを使います。検索結果では、同じタイトルでも版や内容の違いによって値が異なる場合があるため、手元の本と情報を照合しましょう。
公式サイトで本を検索する手順
- Lexile & Quantile HubのFind a Bookを開きます。
- 書名、著者名、キーワード、ISBNのいずれかを入力します。
- 必要に応じて、Lexile範囲、学年、ジャンル、興味分野、フィクション・ノンフィクションなどで絞り込みます。
- 検索結果から該当する版・タイトルを選びます。
- 書籍情報ページでLexile値、概要、関連情報を確認します。
検索できない本がある場合
検索結果に出ない本は、入力方法を変えて確認します。ISBN、著者名、英語タイトル、タイトルの一部を順に試すと見つかることがあります。それでも見つからない場合は、別版の登録やLexile値の未掲載も考えられます。
なお、手元の文章を分析するLexile Text Analyzerは、文章の難易度を推定するツールです。本人の読解能力を測るテストではなく、通常は正式な読者Lexile値として扱いません。
自分のLexile値を測定する方法と教材への活用
自分の読者Lexile値を知る正式な方法は、Lexile Frameworkにリンクされた読解テストや評価を受けることです。MetaMetricsが一般受験者向けの単独テストを販売しているというより、教育機関、テスト会社、学習サービスの評価にLexile尺度がリンクされています。
Lexile値を報告する評価の例
- Scholastic Reading Inventory
- Achieve3000 KidBiz3000/TeenBiz3000
- Voyager Passport Reading Journeys Assessment
- National Geographic Edge Assessments
- 一部の州統一テスト、標準化テスト、学校向けベンチマーク評価
利用できる評価は学校やサービスによって異なります。確認するときは、テスト結果にLexile reader measureが報告されるかを見てください。公式サイト上で、誰でも受けられる単独の公式オンライン読者テストが存在することは、今回確認した範囲では確認できませんでした。
Lexile値を使った本選び
読者のLexile値が分かったら、Find a Bookで近い範囲の本を検索し、候補を数冊選びます。そのうえで、興味のあるテーマか、内容を無理なく理解できるか、文章量が目的に合うかを確認しましょう。
英検対策なら、Lexile値だけで教材を決めず、出題形式や必要な技能も見ます。Lexileは長文読解の素材選びや読書計画に役立ちますが、リスニングやスピーキングの練習を代替する指標ではありません。

Lexileは英語力全体の成績表ではなく、読解に焦点を当てた「本選びのものさし」です。英検の級と無理に結び付けず、読める文章の目安として使うと分かりやすいですよ。
まとめ:Lexileを読解学習に活用しよう
- Lexileは、読者の読解能力と文章の難易度を同じ尺度で表す指標です。
- 数値はLを付けて表し、読者用の値と文章用の値を区別します。
- 英検、CEFR、TOEICの結果をLexile値へ完全に換算することはできません。
- 本の値は公式のFind a Bookで検索し、版や内容の違いも確認します。
- 自分の読者Lexile値を知るには、Lexile尺度にリンクされた読解評価を利用します。
まずはLexile Find a Bookで興味のある本を検索し、Lexile値だけでなく内容や目的も見ながら、次に読む一冊を選んでみてください。

