『パンデミックがもたらした影響について述べよ』

【課題】『パンデミックがもたらした影響について述べよ』

 昨今のパンデミックは経済に対してさまざま影響をもたらしている。そのため、これからの経済の流れを大きく変える要因が随所で見られた。これからの経済の動向を知るにあたり、どういった要因が今後の経済成長に向けて必要な要素なのか、またなぜそれは必要なのかを考察する必要がある。

 このパンデミック経済下で成長した事業と衰退した事業を比較してみた。衰退した事業として、直接対面などで販売業を行う事業に関してである。飲食関係や、デパートなどに隣接している小売店などがあげられる。主な影響は、営業時間の短縮である。お店が20時までの営業を余儀なくされたり開店自体を抑制された。この事態で、廃業を余儀なくされた飲食店は日本でも多数ある。成長している業界も存在する。オンラインで完結している事業とそれらをサポートする事業である。例えばAmazon社だ。この会社は、元々オンラインで完結するサービスが多く、資産を両立することに成功している。他にもこういった企業全体の動きで売り上げを伸ばすことができた業種が3つある。パソコンメーカー、ゲーミングチェア業界、ウーバーイーツである。有名なパソコンメーカーである韓国の企業であるSamsungは、異常な好成績をたたき出している。この年の企業評価額はおよそ33兆円だ。パソコン以外にもスマホを展開している同社であるが、スマホ業界も売り上げは好調である。どちらもオンラインに特化している点が評価できる。また、ゲーミングチェアや、レーシングチェアの販売で売り上げを伸ばしているAKRacingも独自のビジネス展開で売り上げを伸ばしている。元々この会社はF1レーサーや、プロゲーマーの層を狙って事業展開しているのだが、そこに同じようなライフスタイルとして「長時間座る+集中しやすい+そのまま座席を倒せるリラクゼーション機能+男性に刺さるデザイン性」と、テレワークをする人たちとのニーズがマッチし、中国では20万台以上も売れている。ウーバーイーツは着眼点が面白く、売り上げを伸ばしづらい飲食業界や、外出したくない層に向けて、これら2つの需要を解決し、その解決した分の手数料で利益を出しているビジネスモデルである。

 共通点をまとめると、売り上げが落ちてしまう企業の共通点は、「販売場所が限られている(店舗販売型)+販売方法が限られている(ネットで完結していない場合がある。あったとしても認知度が低い)+必要不可欠な要素ではない(日用品関係や絶対的に必要なものの需要は増加している)」である。売り上げを上げることができている企業の共通点がこれらとは逆で、「販売場所が限られていない+販売方法が多くある+生活に必要不可欠な要素」である。これからの事業展開をしていくにあたっては、これらの条件を加味して展開していく必要があると予想される。

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