「マルクス・アウレリウス」とは?意味や使い方を簡単に解説!

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マルクス・アウレリウス(Aurelius, Marcus)の意味

紀元121~180年。第16代ローマ皇帝(在位:紀元161~180年)にして、ストア派の哲学者でもあった。危機的な状況にあって戦に明け暮れるローマ帝国を皇帝として率いる一方で、哲学者としては、自身の行動を省みるとともに日頃のさまざまな悩みを書き記した『自省録(Ta eis heauton)』という書物を遺したことで知られている。アウレリウス帝はローマ帝国の皇帝ではあるものの、著書はローマ帝国の国語であるラテン語ではなく当時の知識人が好んで使用したギリシア語で書かれている。その内容は重責を担う皇帝自身がひとりの人間として日々のことを内省する短い散文の集成であって、後世の他の多くの哲学書のように思弁的かつ体系的な哲学の構築を企てるものではない。また、当時のストア派哲学によく見られる唯物論的な傾向に乏しく、その思想はどちらかといえば神秘主義的ないし宗教的色彩が濃い。

例文

  • マルクス・アウレリウスはローマ皇帝にして、ストア派の哲学者でもあった。
  • マルクス・アウレリウスの著書に『自省録』がある。
  • マルクス・アウレリウス自身はキリスト教を迫害したものの、その思想は宗教的色彩が強い。
  • マルクス・アウレリウスは、或る意味で、プラトンの理想とする哲人王に近い。
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