心理学における「葛藤」とは? 意味や使い方を簡単に解説!

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葛藤の意味

葛藤とは、複数の目標(誘因)が絡み合って、目標を遂行することができないような、適応困難の事態である。『コンフリクト』ともいう。

K.レヴィンによる分類では、葛藤には、接近―接近型、回避―回避型、そして、接近―回避型という、3種類の型がある。

接近―接近型の葛藤は、2つの目標のうち、いずれかを選択しなければならないような状況である。

回避―回避型は、2つの、同じくらいに回避したい対象があり、それらのうち、どちらも回避したいにもかかわらず、いずれかを選択しなければならないような状況である。この型は、接近―接近型よりも抜け出しにくい葛藤といわれている。このとき、もしも、両方の対象から逃れられない場合には、フラストレーションの原因となる。

接近―回避型は、1つの誘因に正の誘発性と負の誘発性が同時にあるような状況や、負の誘発性をそなえた目標を通過しなければ正の誘発性に到達することができないような状況である。

これらのほかにも、2つの誘因がどちらも正負の誘発性をもつ、という状況もある。

例文

○どちらの意見に味方をすればよいか、という選択を迫られて、葛藤に陥る。

○たとえ心に葛藤があるとしても、答えを出さなければならないときがある。

○受験期には、進学先について悩んで、葛藤するものだ。

○現在かかえている葛藤を解決するために、課題をじっくり検討しよう。

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