「大学生活中に資格・検定を取得したい」
「就職に役に立つ資格・検定が知りたい」
このように思っている大学生が多いのではないでしょうか。
今では「ガクチカ」と呼ばれている「学生時代に力を入れたこと」が重要視されています。
そのため、近年では資格の取得を目指している大学生も多いのです。
そこで、今回は「大学生が資格を取得しておくべき理由」「大学生にオススメの資格・検定7選」をご紹介していきます。
大学生が資格を取得しておくべき理由とは?
大学生活が始まると、講義中に「資格の取得は大切だ」と言われる場面もあると思います。
また、高校とは違い、さまざまな種類の資格を受講できる大学も存在します。
しかし、「そこまで、どうして資格が大切なのか」「資格を取得すると、なにがいいのか」と疑問に感じている大学生もいるのではないでしょうか。
そこで、ここからは、大学生が「資格を取得しておくべき理由」ついて、ご紹介していきます。
資格を取るべき理由①就活の面接で役立つ
大学生のときに資格・検定を取得する最大のメリットとして「就活に役に立つ」と言われています。
なぜなら、就職活動の決まり文句として「学生時代に力を入れたことは何ですか(ガクチカ)」と聞かれることが多いからです。
また、最近ではウイルスの蔓延から「学校行事」「ボランティア」の活動が減ってしまったことで、面接の際に語れる経験ができなくなっています。
そのため、資格を取得しておくことで「資産」としてアピールすることができるのです。
資格は、「取得できたかどうか」も重要ですが「どれくらい努力をしたのか」をアピールできるのが最大のメリットです。
資格を取るべき理由②社会人になると、取得が難しい
大学生のうちは、アルバイトなどもありますが比較的に「時間の余裕」があります。
そのため、社会人になったら確保できない時間を資格の取得に充てることができるのです。
時間のあるときに資格の取得を真ざすことで、一発合格をすることができるかもしれません。
大学生にオススメの資格・検定7選
ここからは、大学生にオススメの「資格・検定」をご紹介していきます。
「どんな資格・検定を取ろうか迷っている」「就職に役に立つ資格・検定をやりたい」という大学生は、ぜひ参考にしてみてください。
オススメの資格①TOEIC
国際ビジネスコミュニケーション協会が主催している、英語能力テスト「TOEIC」
TOEICは、単語を知っているだけではく「ビジネス会話」「日常会話」のシーンを想定したコミュニケーション能力を測るための指標として利用されています。
今は、世界をビジネス対象としているため「外資系」などを目指している大学生の多くは、TOEICの資格取得を目指しています。
また、大学によっては、学内を会場にして開催するなど、受講人数が多いことで知られています。
TOEICは、990点満点の5点単位で計算されます。
前半で、リスニング問題。
後半で、リーディング問題が出題されていきます。
合計200問を2時間以内に解いていくことから、「英語能力」「時間管理能力」を求められる資格です。
一般的に、600点以上を取ることで「履歴書に書ける」と言われており、企業によって「TOEICの点数」で雇用の順位を決めているところもあります。
「TOEICの資格で勝負していきたい」とい大学生は、少しでも点数を上げることが大切です。
オススメの資格②TOEFL
世界で有名な英語能力試験「TOEFL」
TOEFLは、NPO団体教育試験サービス(ETS)が主催しており、130カ国、9,000ヶ所以上の大学で開催されているメジャーな資格です。
また、コミュニケーション能力を測定する国際基準の英語能力測定のため、テストの結果はスコアで表示されます。
TOEFLの種類は「紙で受けられるPBT」「インターネットで受けられるIBT」の2種類があり、近年では、iBTが一般的です。
内容としては「iリーディング」「リスニング」「スピーキング」「ライティング」の各30点満点の計120点満点のテストです。
ただ、公的な資格ではないため「TOEIC」よりも劣ってしまう可能性があります。
オススメの資格③FP(ファイナンシャルプランナー)
FPは、1級から3級まで用意されており、その中でも1級は「国家資格」として認定されています。
ファイナンシャルプランナーは、税金や貯蓄、投資などのお金に関する知識を全般的に問われていく職業で「銀行員」「保険会社」に勤めたいと思っている大学生にオススメです。
ただ、FPの1級は、実務経験が求められるため、FPに関する実務を経験してから受験する必要があります。
オススメの資格④宅地建物取引士(宅建士)
宅地建物取引士は、土地や建物の売買当を対応する際に必要な「重要事項」の説明を顧客にすることができる資格です。
そのため「不動産会社」に勤めたいと思っている大学生にとって、大学在学中に取得しておきたい資格となっています。
宅地建物取引士は、国家資格の一つにも関わらず、年々受講人数が増えています。
しかし、合格率は10%台と、難易度の高いことで有名です。
ここまで、なぜ人気なのかというと、不動産を扱っている会社は、宅建の資格を持っている従業員を人数の割合いに応じて設置しなければなりません。
そのため、不動産業を派生してやっている大手の企業にも採用されやすくなるのです。
この資格は「土地がある限り、必要とされる」ため、大学生に人気な資格です。
オススメの資格⑤MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
マイクロソフトの主催している「MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)」
MOSは、Excel・Word・PowerPoint のOfficeソフトの技能を証明する資格の一つです。
企業の多くは、Excelなどを活用することが多いため、社会に出てから学ぶよりもスムーズに仕事を開始することがきます。
オススメの資格⑥ITパスポート
ITパスポートは、情報処理技術者の知識量を示す国家資格の一つです。
また、受験することができる年齢制限もないことことから、就職・転職でも役に立つ資格と言われています。
特に、「エンジニア関連の企業」や「エンジニア系で未経験で就職したい」という大学生の方にオススメの資格となっています。
今では、IT関連の企業と業界市場は拡大していくことが予想されているため、取得しておきたい資格の一つと言えるでしょう。
オススメの資格⑦簿記
簿記は、企業内のお金の取引を記録や決算書を作成できる能力を示す際に使われる資格の一つです。
また、「経理担当」として、企業のお金の管理を任されることが多いことから、経済を学びたいと思っている大学生にオススメの資格となっています。
簿記検定の種類は、以下の4つです。
日商簿記:一般社会人が対象。1~3級がメイン
全商簿記:商業高校の生徒が対象。1~3級がメイン
全経簿記:専門学校生がメイン。上級から4級まで
日ビ簿記:一般社会人が対象。1~3級まで
大学生が取得する簿記検定の種類は「日商簿記」が、一般的です。
また、初級から始めることができるためハードルが低いのも嬉しいポイントです。
企業の経営管理についての知識が必要な場合は、2級以上を合格している必要があります。
まとめ
今回は「大学生が資格を取得しておくべき理由」「大学生にオススメの資格・検定7選」をご紹介しました。
コロナによって就職のための活動ができなかった人でも、資格は左右されないものなので「就職を有利に進めたい」と思っている大学生は、目的に合った資格の取得を目指すことがオススメです。
「ガクチカで、胸を張って答えられるようになりたい」と思っている大学生は、ぜひこの記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。