TATとは?意味や使い方を簡単に解説!

スポンサーリンク

TATの意味

 TATとは、投影法の一種で、Thematic Apperception Testの略である。まず、投影法とは、臨床心理学の場で用いられる人格検査法の代表的なものである。投影法では、反応の自由度が高い刺激に対し、被験者がどのように刺激を意味づけるかによって個人の人格を考える。TATでは、人生のうえでなんらかの危機的状況を暗示させるが、詳しい状況は曖昧な画像を複数枚提示し、その画像を用いて物語を作ってもらう。その物語の内容から、被験者の対人関係や家族との関係、心の中にある葛藤を見ようとする。人間は、危機的状況においては、それまでの知識を総動員してその状況を切り抜けようとする。また、日常よりもそのような危機的状況でこそ行動の癖のようなものが見られるために、提示される画像は危機的状況を暗示するものが多いとされる。この方法は1935年にモーガンとマレーによって提唱されたが、手続きに時間がかかることや、結果の分析方法が確立されていないことから、現在臨床の場面ではあまり用いられていない。

例文

・TATは人格を検査する投影法の一種である。

・TATは臨床の場ではあまり用いられていない。

・TATでは、人が倒れていたり泣いていたりする画像が刺激として用いられる。

・TATでは時系列で物語を作ってもらうことにより、被験者の過去や現在を知ろうとする。

タイトルとURLをコピーしました