「財政投融資」とは?意味や使い方を簡単に解説!

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財政投融資の意味

「財政投融資」とは、国の財政政策で特定の事業へ資金が行き渡るように政府系金融機関や地方公共団体、独立行政法人等を通じて行う出資、または融資である。民間金融機関ではリスクが高く対応が難しい長期に渡る資金供給、公共性の高い事業や中小企業の援助等に利用される。主な具体例としては、公共道路の整備があげられる。他にはデフレの際、より財政投融資を増やして景気を回復させたり、インフレが過熱している際は財政投融資を制限してインフレを抑制するなど景気調整手段の一つとしての役割も担っている。「財政投融資」の資金源として、一つは消費税や所得税等の税金ではなく財投債という特別な国債を発行して集めた資金があげられる。もう一つの資金源として、特定企業の株式から発生する配当による資金がある。前者の資金源による融資を「財政融資」と呼び、後者の資金源による投資を「産業投資」と呼ぶ。また、「財政投融資」のために利用される政府系金融機関や地方公共団体、独立行政法人等を「財投機関」と呼び、当該財投機関も独自に財投機関債という債権を発行し資金調達を行う。以前は「第二の予算」と呼ばれ、財政投融資の肥大化が進んだが、1996年度をピークとして現在まで徐々に規模を縮小している。

例文

我が社は昨今の不況を財政投融資を受けることによってなんとか凌いできた。

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