学校評価の意味
学校評価とは、文部科学省によって「子どもたちがより良い教育を享受できるよう、その教育活動等の成果を検証し、学校運営の改善と発展をめざすための取組」と説明されている。
2002年に、小学校設置基準等において、各学校は自己評価と結果の公表に努めるよう求められたのが始まりである。
学校評価は「教育活動や学校運営についての組織的・継続的な改善」、「関係者等への説明責任を果たし、学校・家庭・地域の連携協力による学校づくり」、「支援や条件整備等の改善による教育の質の保証・向上」を目的として実施された。
学校評価の内容は、全教職員によって行われる「自己評価」、保護者・学校評議員・地域住民・青少年健全育成関係団体・接続する学校等による「学校関係者評価」、外部の専門家による「第三者評価」の３つである。これらの評価は、結果の公表と設置者への報告が「学校教育法施行規則」によって定められている。
学校評価の際、児童生徒・保護者対象のアンケートも行われるが、これは「自己評価」の判断に使われ、「学校関係者評価」とは異なるものである。
例文
学校の裁量権の拡大・自主性・自律性が高まったことが、学校評価導入の一因である。
