ディスインフレーションの意味
ディスインフレーションとは、物価上昇率(インフレ率)が低下していく経済状況を意味する用語である。インフレーション対策の金融政策等によってインフレーションからは脱出できたが、デフレーションにはなっていない状況のことを指す。ディスインフレーションは物価の「上昇率」の低下であり、物価が低下するデフレーションとは異なるものである。バブル経済後の日本は、長くディスインフレーションにあったと言われている。ディスインフレーションが起こる要因は様々であるが、インフレーション対策の金融政策に加え、世界的な需給ギャップが大きく関係していると言われている。ITを活用した技術革新が進んだことにより生産性が向上したことで、拡大傾向にある供給に対して需要が不足する「需給ギャップのマイナス状態」が続き、ディスインフレーションを引き起こす一因となっていると分析されている。最近の世界経済はこのディスインフレーション傾向にあると言われている。
例文
・世界的にディスインフレーションが起こっている。
・ディスインフレーション対策の為の経済政策を検討する必要がある。
・ディスインフレーションの原因を調べる。
・経済のディスインフレーション傾向は今後もしばらく続くだろう。