メタ認知の意味
メタ認知とは、知覚、記憶、思考といった、自分の認知活動を、客観的な立場から俯瞰して捉えて、それを評価して、自制・活用することをいう。「自分が知っていることを知っている」や、逆に「自分が知らないことを知っている」という意味を指す。
自分を客観的に俯瞰するということでいえば、日常生活においても、特別、意識せずに行っている認知活動だが、特に、教育の現場で活かされることの多い認知機能のひとつだ。成績が安定的に上位の生徒は、苦手な分野や不十分な知識を効率敵に補完するような学習を行い、自分が知らないということを認識している。知らないということを過度に自己評価に繋げてしまうことなく、冷静な俯瞰的視点で、そこを補う教育機会を与えることが求められる。
自分の習熟度を正確に評価できる能力は、教育だけでなく、ビジネスにおいても、大切なことで、描いた目標に対して、客観的に自身の能力を分析・補完することが、メタ認知機能を活かした効果的な学習といえる。
例文
・メタ認知とは、学習効果の向上に寄与するのに、大切な認知機能のひとつだ。
・マインドフルネスは、メタ認知機能の向上に有効といわれている
・メタ認知とは、無知の知ともいわれ、「知らないことを知っている」という意味を持つ
・メタ認知能力が高いと、自分の不足点を正しく把握して、効果的な学習が進められる。
