自尊感情の意味
自尊感情(Self-esteem)とは、自分の良い所も悪い所も含めて自分自身の存在自体がが尊い、かけがえのない大切な価値ある存在であると自覚している感情であり自己に対する肯定的な評価をしている状態の感情であることから「自己肯定感」とも呼ばれる。自尊感情には「社会的自尊感情」と「基本的自尊感情」がある。「社会的自尊感情」とは他者との比較で得られる「役に立つ」「人より優れている」「できることがある」などの一過性の感情である。また基本的自尊感情は「このままの自分で良い」「自分は尊い存在である」と思える無条件で絶対的な感情である。自尊感情は家族の自尊心、人生における経験などにより育まれる。自尊感情が低いと、自分に自信が無いことから、人やチャンスを避けてしまうといった消極的な生き方につながる行動を取る傾向にあり、自尊感情が高いと、社会の中で生きていく上で、前向きで積極的に自分も他者も受け入れながら、チャレンジできる生きる源となる。
例文
・自分の思想に自信を持つ態度は自尊感情から生まれている。
・自尊感情が強く、他人からの攻撃を排除する事ができる。
・自尊感情はいじめやいじめに対する反応にも関与していると考えられている。
・子供時代に否定される事が多いと、自尊感情が低くなると言われている。
