意味
自己概念の意味自己概念(self-concept)とは,自分が自分をどのように認識するか、自分が自分に持つイメージのことである。自己認識には、「内面的自己認識(自分で理解している自分)」と「外面的自己認識(他人から目による自分の理解)」の2つに大きく分けることができる。「内面的自己認識」は自分で行う自己評価である。「外面的自己認識」は他人の評価から行う自己評価であるk。自分で自分の事を客観的に考えたり、人から自分に対する意見を聞いたり、自分に対する反応を観察したりする中で自己概念は形成されていくといわれている。この「内面的自己認識」と「外面的自己認識」の2つのバランスをとることが、精神的に健康でいるために大変重要であると考えられている。自己概念の形成時期は、友人との比較などを通して児童期に大きく発達し、一時的に混乱する事がある思春期を経て、その後安定して複雑に形成されてゆく過程を経る事が多い。
例文
・ありのままの自分を受容できることが、健康的な自己概念の形成に必要な要素である。
・来談者中心療法では、クライアントのもつ自己概念に焦点を当てるように行う。
・自己概念は人の行動や態度に影響を与える。
・私たちが他者をどのように認識するかは、自己概念が大きく影響しているといわれている。