マクロ経済学の意味
マクロ経済学とは、国全体の所得水準やモノやサービスの物価水準など国全体の経済の仕組み、インフレなど経済全体に関わる問題を集計し、その動きを考えて分析するものである。経済全体の失業率や地域ごとの経済の構造や原因を明らかにするのに必要なものでもある。マクロ経済学が対象としている代表的な市場は「生産物市場」「貨幣市場」「労働市場」の3つ。
マクロとは巨大、巨視的という意味であり、全体的な分析をするもので現実の経済問題を解決することはあまりない。だが、マクロ経済学で得られた分析の結果は、積もるごとに経済政策の判断の一つの材料となる。
さらにマクロ経済学には、国内で生産された付加価値を全体集計した国内総生産(GDP)が大きく関わってくる。マクロ経済学とミクロ経済学の違いは、マクロ経済学が全体の集計をして分析をするのに対し、経済学は細かい部分に着目して分析をすることである。
例文
・マクロ経済学を学ぶことで日常生活に役立つ場面がある。
・学問として経済学を選ぶ場合、マクロ経済学とミクロ経済学は必ず学ぶことになる。
・マクロ経済学は全体、ミクロ経済学は部分的なものと覚える。
・マクロ経済学の分析は積みあがることで経済政策の役に立つものである。