「インフレーション」とは?意味や使い方を簡単に解説!

スポンサーリンク

インフレーションの意味

インフレーションとは、財・サービスの全体的な価格が、継続的に上昇し続けること。
インフレーションの要因は様々だが、実体経済の要因で分類すると2つに分けられる。ひとつは、消費者の需要の増加によるインフレーション(Demand-pull inflation)である。こちらは、商品がよく売れ、企業も商品をどんどん生産するので、賃金が上昇し経済を拡大させていく。ふたつめは、原材料価格・人件費高騰などの生産価格上昇によるインフレーション(Cost-push inflation)で、供給側の問題である。人件費については、仮に上昇した分が全て国内労働者に還元されるならば、国全体で見ればGDPを押し上げるので問題ない。しかし、製品を海外の工場で生産し逆輸入しているなど、​​​​生産コストの上昇が自国以外に起因している場合は、自国では賃金の上昇もないのに商品価格だけが高騰するという苦しい状態に陥り、経済の停滞をもたらす。
その他、金融経済からみた要因の一つに、通貨供給量がある。一般に、モノの供給量に対し市場に流通する通貨の量が過大になるとインフレーションになる。2022年時点で、日本を含む各国の中央銀行の多くが年間のインフレ率目標を2%程度としており、ゆるやかな経済拡大を保つ金融政策をとっている。
毎月のインフレ率が50%を超えるような急速なインフレーションは、ハイパーインフレーションと呼ばれ、経済の破綻を引き起こす。ハイパーインフレーションは1920年代の第一次世界大戦後のドイツや、2000年代のジンバブエ​​などで発生している。
インフレーションと逆に、財・サービスの価格が継続的に低下し続けることをデフレーションと呼ぶ。

例文

昨今のインフレーションの影響で、当社の駄菓子も価格を引き上げざるをえない。

タイトルとURLをコピーしました