「物価水準」とは?意味や使い方を簡単に解説!

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物価水準の意味

物価水準とは、社会全体の財やサービスの価格を合計あるいは平均して示される物価をあらわした数値(物価指数)のことである。物価水準を表す時には、財やサービスの単純な平均をとるのではなく、個々の財やサービスの取引の重要度に応じて加重して平均をとる。これは、例えば、あまり取引されない財やサービスの価格が急激に上がったとしても、取引量の多い財やサービスの価格にほとんど変化がなければ、社会全体の物価としては、影響は少なくなるためである。

物価水準は、ある年を基準にして作成される。これによって時間の経過や地域の差異を比較することが可能になる。

なお、物価水準が継続的に上昇し続ける状態をインフレーション、反対に物価水準が低下し続ける状態をデフレーションという。物価が上昇するのは、賃金の上昇、人口の増加、金融緩和、戦争や紛争などが主な原因である。下落するのは、技術の発展による生産性の向上、輸入品の増加などが原因である。

例文

・物価水準は、貨幣数量説によると、貨幣の総量によって決まるとされている。

・物価水準は、経済の体温計と呼ばれている。

・物価水準の変動を指数にしたものを物価指数という。

・日本の物価水準の上昇率は小さい。

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