「鉱工業生産指数」とは?意味や使い方を簡単に解説!

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鉱工業生産指数の意味

鉱工業生産指数とは、日本やアメリカ、インドなどの鉄工業の生産状況を基準とする年を100とした数値で表したものである。経済産業省が調査・公表しているもので、景気動向指数の一つである。鉱工業に関する業種では、膨大な数の製品を生産しているため、それらの中から重要度の高いもの(約500品目)を選択し、それらの生産数を基準とする年と比較して指数を作成する。そして、それらを合わせたものを全体の指数として表す。その合計の方法は物価水準と同様に加重平均を取るのだが、各品目の付加価値額を利用する方法と生産額を利用する方法がある。付加価値額を基準とした方法では、国民全体の経済活動状況を国民純生産でみて、生産活動の成果を示したものである。一方、生産額を用いた方法では、中間の需要を含んだ数値でみるため、生産数そのものの動向を捉えたものである。

鉱工業生産指数の作成に用いる品目や品目の重要度も時代に応じて変更する必要があり、現在は5年ごとに基準年次、採用品目の見直しがされている。

例文

・鉱工業生産指数の略号はIIPである。

・先月の鉱工業生産指数は想定以上に悪化した。

・鉱工業生産指数は他の統計調査を用いて作成される二次統計である。

・鉱工業生産指数が高まると株価が上昇しやすくなる。

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