「ラポール」とは?意味や使い方を簡単に解説!

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ラポールの意味

 ラポールはフランス語で「架け橋」という意味で、心理臨床の場において、カウンセラーとクライアントの関係が互いに安心して感情の交流を行える状態にあることを指す。臨床心理士においては、このラポールの状態を目指すことが基本的かつ最も到達しなくてはならない課題とされている。ラポールが形成されることによって、クライアントは安心して自らの生い立ちや悩みをカウンセラーに相談できるようになる。ラポールが形成されていない状態をアンチラポールと言う。ラポールは、基本的にカウンセラーが誠意や好意を示すことによって形成が進んでいくとされているが、クライアントのリズムや音量にカウンセラーが合わせるペーシングや、行動やしぐさをクライアントに似せるミラーリングなどのコミュニケーションスキルによっても形成されるとされている。現在では、ラポールという単語はカウンセラーとクライアント間だけでなく、一般的な人間関係を表す際にも用いられる。

例文

・カウンセリングの場においてラポールの形成は重要である。

・ラポールが形成できるかどうかが、治療に大きく関わる。

・現在では、互いに信頼している状態を広くラポールと呼ぶことがある。

・カウンセリング以外にも、営業や恋愛の場においてラポールの形成は重要だろう。

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