「パニック障害」とは?意味や使い方を簡単に解説!

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パニック障害の意味

パニック障害とは、身体的な病気はないのに突然、動悸、めまい、呼吸困難などの症状が現れ、強い恐怖や不安に陥る病気。これらの症状をパニック発作といい、他にも胸痛、冷や汗、しびれ、意識が遠のき倒れるといった症状や、「自分をコントロールできずこのまま死ぬかも」「気が狂ってしまうのではないか」という激しい恐怖感と不安感が突如出現する。一度のパニック発作なら10人に1人程の割合で起こることが知られているが、パニック障害の場合これを繰り返す。発作は数分~数十分で治まるため、心電図や頭部CT・MRIなどの検査を行っても異常は認められない。にもかかわらずパニック発作を繰り返すことで、また発作が起きるのではないかという予期不安を抱くようになり、以前発作を起こした場所やすぐに助けを得られないような閉鎖的な空間などを恐れるようになり(広場恐怖)、外出など行動に制限が出るようになる。原因は、遺伝的な素因や脳の先天的な要因などの報告もあるが、解明されていない。治療は薬物療法を中心に行う。併用して、好ましくない考え方(認知)を治療に役立つ認知に修正していく認知療法や、避けていた場所や状況に無理のない範囲で少しずつ挑戦していくといった行動療法を用いることもある。パニック障害は完治でき、再発率も低いとされている。状態がひどくなり鬱状態になる前に治療を始めることが大切である。

例文

突然電車内で激しい動悸と呼吸困難に見舞われ、病院に運ばれ検査をしたが異常はなく、パニック障害と診断された。

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