「学級王国」の意味とは
学校で定められたルールを無視して、その学級でしか通用しないまるで独立国家のような学級のことで、学級担任による独自の学級経営を最大限に尊重し、教師が互いに他の学級に干渉し合わない状態をさす。具体的には、以下のようなタイプがある。
①自由型
具体的には、「全校朝会での並び順を勝手に変える」「他の先生の注意を聞かなくも叱らない」「１週間にある科目の時間数を増やす」というように、そのクラスだけ勝手なことをしていて、それが許されている状態である。
②独裁王国学級
担任があまりに怖すぎて、子どもたちをねじ伏せて学級経営をするため、その担任が外れると、タガが外れたように勝手なことをするという現象である。
例えば、他の先生から注意を受けたときに態度が悪いと、そういうことにもお叱りを受けるので、「外面」も非常に良かったりするのであるが、担任が変わって違う先生が入ったとたん、今までの態度が嘘のようにはじけてしまうのである。
「例文」
・学級王国は、学級崩壊を招くことがある。
・学級王国は、悪しきセクショナリズムである。
・学級王国は、後任の先生や、学年の負担になる。
・学級王国により、子どもの考える力が育たない。
