職業カウンセリングの意味
職業カウンセリングとは、進路や職業選択において、その意思決定や、情緒的な安定、知識やスキル、適性や適応上の課題、などに関する援助を目的としたカウンセリングである。単に職の斡旋ということであれば、ハローワークや求人サイトといった職業紹介事業者や人材派遣会社などがあるが、進路や職業に関する意思決定の援助が必要な場合や、適応上の困り事や個人の抱える問題の解決に向けては、職業カウンセリングが有効である。民間のカウンセリングルームのようなところで行っていることもあるが、主には教育機関、就労支援センターや障害者支援センター、ハローワークなどで多く行われている。具体的な相談内容としては、就職や転職のために必要なスキルは何か、職場に馴染めない、業務がうまくこなせない、異動や転職を考えている、自分に向いている仕事は何か、何をやりたいのかわからない、やりたいことがあっても知識や能力が足りないのではないか、どこでどうスキルを身につけたら良いのかわからない、など職業に関する問題であり、これらの問題解決に向け考え援助していくのが、職業カウンセリングである。
例文
どんな職に就いても長続きしないため、就労支援センターで職業カウンセリングを受けてみることにした。