「フィスカル・ポリシー」とは?意味や使い方を簡単に解説!

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フィスカル・ポリシーの意味

「フィスカル・ポリシー」とは、物価の安定、国際収支の均衡や完全雇用の維持を確保するために、政府の裁量をもとに実施される財政政策である。例えば、景気が不況の場合、公共事業に対する歳出を拡大し、公共事業を活発化させることで、雇用の増大、維持を目指す。また、減税政策を実施し、消費税、所得税や法人税など、個人と法人の税引き後の所得を増大させることで、間接的に購買意欲向上による個人消費、事業拡大意欲による投資需要を拡大し、景気を刺激する。逆に景気が過熱し過ぎている場合は、増税政策を実施することで、税引き後の所得を少なくし、個人消費や投資需要を縮小させることでインフレを抑える。このように、「フィスカル・ポリシー」とは、政府の財政政策を通じて資本主義経済における市場の有効需要を調整し、景気の安定化を目指す裁量的財政政策である。この裁量的財政政策は、大恐慌後のケインズ経済学の登場依頼、有効需要により国民所得水準が決定するという考え方にもとづいて重視されるようになった。

例文

昨今の参院選における各党の減税政策の主張は「フィスカル・ポリシー」に則っている。

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