校務分掌の意味
校務分掌とは、学校という教育機関を運営していくにあたり、教員が分担して受け持つ仕事のことを指す。教員の仕事というと、授業や生徒指導、保護者への対応についてはイメージしやすいが、教員は前述の職務以外で、学校運営そのものに関わる校務を、分掌ごとに分担しながら担っている。例えば、年間行事や月間行事の作成、時間割や施設割り当てを担当する教務部や、教員研修のスケジュール管理や学力テストの運営など、学校授業の質向上を目指す研究部などがある。
生徒の健康診断の計画運営や、遠足・運動会の運営、プールの管理など、生徒が当たり前に、不自由なく学校生活を行えるのも、これら分掌が正しく機能しているためである。一方で、教員にとっては、授業や生徒指導とは別に、運営に関する役割を担うことで、大きな負担になってしまうケースもある。今は、上手にアナログから脱却しながら、スリムで、シームレスな学校運営が求められている。
例文
・校務分掌とは、学校を運営していくにあたって、教員が分担して受け持つ仕事を指す。
・教員は、授業や保護者対応だけでなく、校務分掌で割り当てられた職務も担っている。
・校務分掌が上手く機能していないと、学校運営そのものに綻びが生まれて、正常な運営に支障をきたす。
・教員にとっては、校務分掌で割り当てられた仕事は、授業や保護者対応とは別で時間を取られるため、負担が増してしまうケースもある。
