レポート一覧

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史学

江戸時代に心中ブームを起こした曾根崎心中はどう変化したのか  

使用単語:大飢饉|近松門左衛門|人形浄瑠璃|露天神社|勧善懲悪|歌舞伎 江戸時代には何かが流行するということがよくあったが、その一つに「心中」というものがある。特に大飢饉など社会的に不安要素として大きなことが起こると、その傾向が強くなったと...
経済学

混合経済とフリーライダーの関係性について

アメリカの経済学者であるポール・A・サミュエルソンは、1970年にノーベル経済学賞を授与された。授与の対象となった論文のタイトルは『静学的および動学的経済理論の発展に対する業績と、経済学における分析水準の向上に対する積極的貢献』である。  ...
史学

和歌の達人だが浮かれ女、和泉式部とは  

使用単語:和泉式部日記|拾遺和歌集|後拾遺和歌集|中古三十六歌仙|女房三十六歌仙|敦道親王|藤原道長| 和泉式部は「和泉式部日記」での活躍ぶりや「拾遺和歌集」や「後拾遺和歌集」などで数多くの和歌が採用されるなどした歌人として有名であり、中古...
文学(文芸・詩歌)

「走れメロス」は太宰自身の実体験から作られたものである  

使用単語:石川啄木|悶悶日記|熱海事件|葛藤|檀一雄|菊池寛|井伏鱒二 文豪には石川啄木のように借金をするものが多いが、太宰治もその一人である。太宰には「人間失格」「斜陽」などの著作があるが、そのうちの「走れメロス」は太宰自身の実体験からで...
文学(文芸・詩歌)

西洋の芸術家が影響を受けた浮世絵の神髄とは  

使用単語:ゴッホ|モネ|浮世絵|歌川(安藤)広重|亀戸屋梅舗|向日葵|水連|葛飾北斎|富嶽三十六景 日本の芸術、美術は大陸から影響を受けたものが多いとされているが、逆に日本の芸術が西洋美術に大きな影響を与えたということも有名である。特に西洋...
文学(文芸・詩歌)

『源氏物語』光源氏が求めた女性像とは  

使用単語:平安時代|桐壺更衣|藤壺の宮|六条御息所|  平安時代を代表する長編小説『源氏物語』。11世紀初めごろ、紫式部が作成した。主人公の光源氏を通して、恋愛、栄光と没落、権力闘争など、平安時代の貴族社会を舞台に物語は進んでいく。物語中、...
哲学

アニミズムと親しみが融合した日本人の宗教観についての考察

使用単語:仏教|キリスト教|八百万の神|アニミズム|蘇我氏|法治国家|ISSP| 序論日本人は無宗教とよく言われますが、実際はどうなのでしょうか。日本人の宗教に対するアンケートでは、62%もの人が「信教宗教無し」と回答しています。結果からは...
社会学

日本民族の成り立ち  

使用単語:民俗学(フォークロア研究)|民族学(文化人類学)|アイヌ民族|柳田國男|研究|佐々木高明|海南小記|水田稲作文化|山の民|岡正雄|古日本の文化層|国民民族学協会|一国民族学|アイヌ| 民俗学(フォークロア研究)、民族学(文化人類学...
社会学

これからの民俗学に必要な視点とは  

使用単語:日系文化|契約労働者|民族的マイノリティ|異民族|異文化|社会的地位|アイデンティティ| 日系人と日系文化当初、日本人移民の一般的な渡航目的は「出稼ぎ」であり、短期間のうちに大金を得て錦御旗帰郷を果たすことを夢見ていた。しかし、多...
史学

天才とは何かーアレクサンドロスー  

使用単語:湯川秀樹|古代マケドニア|アリストテレス|イリアス|帝王学 <はじめに> 古来から天才に関しては、議論が多い。普遍的な定義を持たないが、天才とは「人類史において偉業を成し遂げた人間」として見なして大過ないだろう。日本人初の湯川秀樹...
哲学

『日本霊異記』に施された仏教布教のための工夫-上巻第二縁を参考にして- 

使用単語:因果応報|日本霊異記|仏教布教|輪廻転生|  『日本霊異記』は、日本に仏教が伝来した後に発生した説話を集めた書物だ。貴族や役人から庶民・貧しい僧侶まで、さまざまな人物が登場する。どの説話も「善いことを行えばいずれ自分にも善い出来事...
経済学

産業連関表を用いる目的について

旧ソ連の経済学者であるワシリー・レオンチェフは、1973年にノーベル経済学賞を授与された。授与の対象となった論文のタイトルは『投入産出分析の発展と、重要な経済問題に対する投入産出分析の応用』である。レオンチェフが提唱した産業連関と分析方法の...
経済学

IS-LM分析はケインズ体系に有効であるのか

イギリスの経済学者であるジョン・ヒックスは、1972年にノーベル経済学賞を授与された。授与の対象となった論文のタイトルは『一般的経済均衡理論および厚生理論に対する先駆的貢献』である。ヒックスが提唱したIS-LM分析の概要をまとめてみる。  ...
哲学

幽霊は存在するのか

①序論 科学技術がこれほどまで進歩した現代においても、怪談趣味を持つひとは依然として一定数存在し、それを扱う著作、ウェブサイト、動画なども無数に存在する。哲学は幽霊のようないわば「超自然的」対象をどう見るべきか。ここでは、『純粋理性批判』な...
哲学

哲学は役に立つのか

①序論 産学連携が推進され、或る学問が「実学」であることが殊更言い立てられる現代において、哲学は「何の役にも立たない」と言われることも少なくない。実際のところ、筆者自身が哲学の学生だったころにも哲学は他学部の教員からは「古典芸能のようなもの...
文学(文芸・詩歌)

『天王寺屋会記』から学ぶ美術館・博物館鑑賞のコツ  

使用単語:織田信長|豊臣秀吉|茶会|洞庭秋月図|  美術館や博物館には、芸術的価値・歴史的価値があるものがたくさん展示されている。興味があるジャンルの展示が行われていたら、足を運ぶ人もいるだろう。また、普段美術館・博物館を訪れない人でも、今...
文学(文芸・詩歌)

明治期の文学と絵画の共鳴―与謝野晶子「みだれ髪」を中心に  

使用単語:アール・ヌーヴォーの運動|浪漫主義|芳賀徹|みだれ髪| 議題 文学と絵画は、時として相互に深く影響を及ぼし合うことがある。例えば、19世紀末にヨーロッパ各地で流行を見せたアール・ヌーヴォーの運動は、同時代の文学に見られた浪漫主義的...
史学

「ドイツ・バルバロッサ作戦」の終焉についての考察  

使用単語:終戦記念日|独ソ不可侵条約|フリードリッヒ1世|共産主義・イデオロギー|ポーランド分割| 序論毎年、8月15日、わが国では天皇皇后両陛下ご臨席のもと東京は日本武道館で、先の大戦で「戦陣に散り、戦火に倒れた」戦没者に哀悼の意を表し、...
教育学

『徒然草』の楽しみ方-小話・教訓・自叙伝- 

使用単語:処世術|人生観|全243段  『徒然草』は、鎌倉時代末期ごろに成立した、兼好作の随筆文だ。有名な冒頭文「つれづれなるままに」から始まり、ちょっとした説話や処世術・人生訓のような教訓の話、兼好自身の人生観など、様々な内容の話が全24...
文学(文芸・詩歌)

古典文学から読み取る京都の祭り-松尾祭・祇園祭-  

使用単語:伏見稲荷大社|源氏物語|玉葉|鬼門|裏鬼門|日本三大祭|今昔物語集|  京都では年間を通してさまざまな祭が行われる。有名なのは、5月の葵祭・7月の祇園祭・10月の時代祭だろう。ほかにも、伏見稲荷大社の稲荷祭や松尾大社の松尾祭なども...
史学

「スターリングラード攻防戦・ドイツ陸軍敗将が辿った道」  

使用単語:フリードリッヒ・ヴィルヘルム・エルンスト・パウルスがヒットラー|ヒトラー|第二次世界大戦|自由ドイツ国民委員会|ドイツ将校同盟|バルバロッサ作戦|スターリングラード攻防戦| 序論1943年2月2日、ドイツ陸軍第6軍総司令官であり元...
文学(文芸・詩歌)

いつまで埴谷雄高は孤高の思索者のままなのか  

使用単語:死靈(しれい)|ドストエフスキー|カラマーゾフの兄弟|不合理ゆえに吾信ず|思弁哲学的 序論  かつて人生をかけて一つの物語『死靈(しれい)』(1)を死の直前まで書き進め、未完に終わりこの世を去った埴谷雄高(2)という思索者が存在し...
史学

ドレスデン空爆と修復した歴史的古都  

使用単語:バロック建築|ザクセン王国|フリードリッヒ・アウグスト一世|バルト三国| 序論 ドイツ東部エルベ川の谷間に位置している古都といわれるザクセン州の州都ドレスデンは第二次世界大戦で連合国軍(英軍・米軍)によって激しい無差別空爆を受け戦...
教育学

徒然草はなぜ江戸時代に一大ムーブメントがを起こしたか  

使用単語:吉田兼好|鎌倉幕府|比叡山|仏教| はじめに吉田兼好が書いたと言われている「徒然草」という作品は、今でもたいそう人気がある。「徒然なるままに、日暮らし……」という出だしで、まるで気楽な随筆のようだが、中をじっくり読んでみて、人生の...
心理学

天才とはなにかー『知的生産の技術』からみる天才の方法論  

使用単語:梅棹忠夫|レオナルド・ダ・ヴィンチ|釈尊のさとり <序論ーはじめにー> 梅棹忠夫(1920-2010)は日本を代表する民俗学・文化人類学・比較文明学の大家である。フィールドワークから始まった学究生活であったが、生物地理学的な観点か...
哲学

創世神話から思想を読む―『創世記』を例に  

使用単語:岩田靖夫|ヨーロッパ思想|ギリシアの思想|ヘブライの信仰|テクスト 議題 あらゆる神話には、創世神話という類型が見られる。創世神話とは、世界や人間はなぜこのような姿としてあるのかということを述べる原因譚である。そして、これがあらゆ...
哲学

芸術もまた沈黙しなければならない  

使用単語:ウィトゲンシュタイン|論理哲学論考|近代ドイツ哲学|ヘーゲル哲学  問題提起 ウィトゲンシュタインは生前唯一の公刊書 である『論理哲学論考』(以下『論考』と略記。なお引用は『世界の名著58』「論理哲学論」より)の2・182というパ...
文学(文芸・詩歌)

精神的貴族の思想と展開  

使用単語:ホセ・オルテガ・イ・ガセット|大衆の反逆|ニーチェ| 序論ホセ・オルテガ・イ・ガセットは、彼の代名詞といえるような著作である《大衆の反逆》の中で、貴族について定義した。『私にとって貴族とは、常に自己超克しようと努力する生、あるいは...
商学

「お金を払えば行列に割り込んでも良いのか」 

関連ワードファストパス, ファストパスシステム, 高速レーンパス, エクスプレスレーンパス, クイックパスシステム, 自動ファストパス, 非接触ファストパス, ファストパスアクセス, ファストパスチケット, ファストパス特典, ファストパス...
文学(文芸・詩歌)

江戸時代の歌論を読むー和歌研究から見る文学史と思想  

使用単語:イデオロギー|本居宣長|古事記伝 議題 日本文学史を広汎に扱う際、避けて通れないのが和歌である。和歌は、作品そのものの秀逸さのみならず、歴史あらゆる時点で研究されその価値が再発見され続けてきたという点が見逃せない。そのような和歌研...
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