「失業率と完全失業率」とは?意味や使い方を簡単に解説!

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失業率と完全失業率の意味

失業率とは、労働意欲のある満15歳以上(労働力人口)の者のうち、完全失業者の割合を示した数値のことである。完全失業率ともいわれる。ここでいう完全失業者とは、働く意欲と能力が備わっている人のことを意味し、職探しを全く行っていない者は含まれない。日本においては、総務省が労働力調査にて失業率を毎月公表している。失業率が高ければ、国全体の所得に影響を及ぼすだけでなく、貧困をもたらしたり、人々の幸福感の低下や犯罪・自殺の件数が上昇してしまったりと多くの問題が発生してしまう。そのため、失業の実態を示す失業率は重要な指標となっている。

また、失業率は景気との関連性も高く、動きが一致するとは限らないが、一般的に好景気であれば失業率は低下し、逆に不況になれば上昇する。ただ、失業率は景気の変動に比べて遅れて反応する(通常、1年から1年半)ため、GDPや新規求人数など他の経済指標を加味して判断する必要がある。

例文

・失業率は日本では完全失業率とも呼ばれている。

・失業率の増加によって、犯罪件数が上昇した。

・ここ数年、失業率が高い状態が続いている。

・日本の完全失業率は景気と比較して遅れて反応する。

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