「PTSD」とは?意味や使い方を簡単に解説!

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PTSDの意味

PTSD(Post-Traumatic Stress Disorder)とは、心的外傷後ストレス障害のこと。自然災害や人工災害、激しい事故や暴行など、生命を脅かすような出来事にさらされることで精神的に強いストレスを経験した後に引き起こされる精神疾患。症状には、フラッシュバックや夢による再体験、外傷体験に関連する事柄の回避、覚醒亢進症状(イライラ、不眠、わずかな刺激に対する過剰反応、不安感や悲哀感など)、また覚醒亢進症状からくる食欲不振や息切れ、頭痛などの身体症状、感情がなくなり麻痺したような感覚(感覚的麻痺)などがある。外傷体験後、数週から数か月の潜伏期間を経て発症し、症状が1か月以上続く場合にPTSDと診断される。治療としては、まずは安心感、安全感を取り戻すために、環境を整え、不安で孤独な状況に対する支持・支援体制を整えることが不可欠である。その上で、認知行動療法などの精神療法を行う。これは、外傷体験と同じような状況に身を置き、それでも自分に危害が及ぶことはないということを認識させていく治療法である(もちろんこれは専門医の下で行う)。また薬物療法も有効で、主に抗うつ薬と抗不安薬を用いるが、抗不安薬の依存には注意が必要である。

例文

日本では、阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件などによりPTSDが広く知られるようになった。

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